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私の起源は星野源

おはようございます、こんにちは、或いはこんばんは。

現在、私が仕事の文字起こしの作業をしているのは日付を跨ぎ0:10分となっています。
お正月って苦手です。世界の時が止まってしまったみたいで少し怖い。嘘みたいに街中の人達が楽しそうに振る舞うのが歪に見えたりもします。
20歳と9ヶ月が経とうとしていますが、母にお年玉を貰ってしまい、少し申し訳ないような、まだ子供で居ていいんだ!と嬉しくなるような、狭間で浮遊しているような感覚です。

最近、読んでいる本は星野源さんのエッセイ【いのちの車窓から2】です。去年の9月末に発売されていましたが、やっと手に取ることが出来て至福のときを過ごせています。
遡ること中学校1年生の初夏、読書感想文で第1弾のエッセイの内容を借用させていただき、私なりに源さんの綴った文章を咀嚼して、新たな文字として綴りました。
日常の風景を言葉に出来る彼の感性と語彙を羨み、必死に現代文や古文を勉強したのを覚えています。
あの時の私へ、努力してくれてありがとう。私は今も言葉が大好きだよ。

そして今回のエッセイもまた、大変素晴らしいものでした。
現場での消えものの話の終わり方に痺れましたね、狡いなあ...と。
あんなに笑顔で、気丈に振る舞うような人間でも誰しもが孤独と寂しさ憂いを抱え、生きていることに私は安堵してしまいました。
彼の音楽で「ストーブ」「バイト」という曲がありまして、どちらも同じアルバムのカップリングの曲なのですが
優しさと人間の妬ましさ、寂しさが絡み合っていて、聴く度に彼の言葉の強さに惹き付けられています。

不意に自分や誰かを傷つけてしまいそうになる時もあるかもしれないけれど、所詮この世は楽しい地獄ですからね。生まれ落ちた時から出口もゴールもありませんので、お気楽に謳歌してくださいませ。
是非、お手に取ってみてくださいませ。
誰がなんと言おうと、星野源で1番大好きな曲は「地獄でなぜ悪い」です。

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