子どもが欲しいので仕事を辞めました。
こんにちは。クイロです。
前回の初投稿では、簡単な自己紹介がてら、なぜnoteを始めたのか?をつらつら書かせていただきました。
今回は、なぜ会社を辞めたのか?をつらつら書きたいと思います。
私は、昨年末までIT機器メーカーに約10年間勤めていました。とても働きやすい会社で、私は定年までずーっと勤めるつもりでした。
2017年に結婚してから1年間子宝に恵まれず、30代に突入していたのもあり不妊治療を開始しました。すると、半年後に妊娠反応が出たのですが、残念ながら継続しませんでした。ショックはそれなりに受けましたが、まだ1回目だしそういうこともある、と自分に言い聞かせて、今まで通りの日常を続けていました。
ちょうどその頃、職場では今までの仕事ぶりを認めてもらい、昇進へ向けた活動が始まりました。業務以外にやることも増え、プレッシャーもあり大変だな〜と思っていましたが、妊娠しながらも仕事を続けている人はたくさんいるし、自分もできるだろうと思い、何より期待されることが嬉しくて、仕事も治療も両立して続けようと、欲張った考え方をしていました。
前回の妊娠反応があってから半年後、また妊娠反応が出ました。途中まで順調だったのですが、結局継続しませんでした。今回は手術も伴ったため、心も体もボロボロになってしまいました。仕事にも支障が出て、職場にも迷惑をかけました。欲張った結果、すべて中途半端になりました。本当に自分が嫌いになりました。
落ち込んでいる間、頭に浮かんだのは「二兎追う者は一兎をも得ず」。家庭を取るか、仕事を取るか…。それまでは、どちらも両立できると自分を信じていました。頑張ればどうにかなると。でも、頑張ってもどうにもならないこともあるんだと気が付きました。
自分はどちらか1つしかできないのならば、今しかできないことをしよう。私は治療に専念することを選び、仕事を捨てました。この選択ができたのは、旦那の理解あってこそなので、旦那には感謝しかないです。でも、今も両立できている人を見ると、正直羨ましい気持ちはあります。が、自分は自分、後悔はないです。
人生の岐路に立った時、自分の気持ちを整理したり、考えを見直したりするのは時間がかかるものです。旦那が好きなプロレスラーの決め台詞は「トランキーロ!あっせんなよ!」。まさにその通りだなと思います。
焦らず、丁寧に、自分にベストだと思う道をひとつひとつ選んでいきたいですね。
今回も、ご覧いただきありがとうございました。