私の恋愛の失敗の原因
約1年前、私は「彼女を作ること」を諦めました。
この先の人生で彼女ができることはないし、セックスすることもないんだろうなと思っています。
経験回数がギリギリ2ケタになったので、もう十分だと納得して生きることに決めました(笑)
20代前半ぐらいからずっと恋愛に憧れていました。
憧れが強すぎた部分もあり、恋愛ではいつも大きく空回りをしては失敗を繰り返し、気が付けば恋人がいないまま30歳を過ぎていました。
恋愛を諦めると決めて1年が経ち、ようやく自分にとっての「恋愛」を冷静に考えられるようになりました。
冷静になって初めて「だから失敗したんだ」と気付く日々。
これを読んでいて恋愛しようと頑張っている人に同じ失敗をして欲しくないので、このnoteを書こうと思います。
正直なところ、そんなたいそうな理由ではなく自分の失敗を吐き出して納得したいだけです。
恋愛を諦めてまず最初に考えていたことは、
「仮に彼女ができていても色々と面倒だったと思うし失敗もしたと思うから、今の方が良かった」と自分を納得させる言い訳でした。
そう思いながら間違いに気付きました。私が恋人を作って手に入れたかったのはそういう面倒さでした。
相手の気持ちがわからなくて行違ったり、喧嘩したり、傷付けたり。
少しずつお互いを理解し合ったり、相手の価値観に影響されたり、相手が自分を受け入れてくれたり。
簡単じゃないそういう部分こそ、私が恋愛を通して欲しかったものだったんだと思いました。
これに気付いた時に、私はここ数年の恋愛をしたいと思って行動をしてきたことのほとんどが失敗だったんだと自覚しました。
知り合いに勧められて裏垢を作って活動していました。とにかく簡単に出会えると勧められて。
そもそも、この簡単に出会うというのが私にとっては間違いでした。
私は自分自身のことを面倒な性格の持ち主だと思っています。自分の事や相手の事、周りの出来事を深く考えて行動するのが好きです。自分が面倒な性格をしているのは面倒なことが好きだからなのだと思います。
相手のことを時間をかけて知りたいし、自分のことも時間をかけて知って欲しいし。
この面倒な性格は長所でもあり短所でもあって、どちらにしても私の大事な個性ではある。私はこの面倒な自分を自然に出していたいし、そういうのを受け入れてくれる相手を見つけたかった。なのに、私はそういう自分を表に出せない場所でばかり恋愛相手を探していました。
でも、裏垢やリアルの婚活パーティーもマッチングアプリもそうですが、自分も含めた参加者のほとんどが、見た目だけじゃなく自分の性格面での外面も良いように装っている。
相手に好印象になるようなプロフィールを考えて、流行りのものを体験して多くの人の話題に入れるようにして見たり。
そもそも、本来の自分はそういう流行りものがそこまで好きじゃない。
恋愛したいという気持ちで周りに合わせて流行りを取り入れて。そんなことをしている間に気が付いたら自分を見失っていました。
恋愛したいと必死だった自分は、周りにいる「その他大勢」の一人でしかなくて。自分で今思い出しても個性も魅力もないなと思っています。
話は少し変わって、私の両親の話。
私は幼い頃から母がなぜ父と結婚をしたのかが非常に疑問でした。
母は人当たりが良く、仲良くしている人がとても多いです。知らない人ともすぐ仲良くなります。
それに対して父親は私とは違う部分でとにかく面倒な性格です。こだわりが多いし、細かいことにうるさいし。考え方がとにかく偏っていて、自分の価値観に合わないものに対してとにかく否定的で。悪い部分ばかり書きましたが、悪い人ではないです。自分の父親なのでいい部分も知ってますし、尊敬できる部分もあります。でも、それを差し引いてもとにかく面倒な人です(笑)
父と母の関係は、とにかく母が父のことを好きです。
それは昔からで、子供のことを気に掛ける以上に母は父のことを気にかけています。
私自身も愛情を注いでもらったと思います。周りに比べても普通に育ててもらったかと思います。でも、母の父に対する愛情はそれに比べて大きかったというか。
それがいつも不思議でした。母は本当に人気者なので、もっといい人がいたんじゃないかと思うんです。
この長年の疑問が去年の年末に急に腑に落ちました。私の母親はこの面倒くさい父親の性格を含めて好きになったのだと。
それに気付いた時に私は自分の今までの恋愛に対する行動は失敗したなと思いました。
モテる人のことを真似して気を遣った結果、モテる人の劣化にしかなっていないのに「これで彼女ができる」とか思っていた。
自分の面倒な性格を隠して、モテる人の劣化版で振舞っていた。今になって急に恥ずかしく思います。
もし、読んでくれた人の中で今恋愛したくてたまらない人。
もしかしたら、今のあなたがやっている努力は実は真逆のことをしているかもしれません。
一度、自分のことを見つめ直す機会があってもいいのかもしれないなと、今更になって思うのでした。
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