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ソフレ

タイトルはソフレなのですが、ソフレがいたことはないです。
私の中ではソフレという言葉はメジャーなものなのですが、意外と知られていない言葉みたいで「ソフレって何ですか?」とたまに聞かれます。

ソフレとは添い寝フレンドの略です。エッチなしで添い寝するお友達。

ソフレの話題で人と話をしていて思い出したことがあって書こうと思いました。


昔、ネットで知り合った人にものすごく好きになってもらったことがある。私は話している雰囲気からして、申し訳ないのだがタイプではなかった。なので丁重にお断りをしたのですが「会わないと納得できない」としつこく言われて、会いに行ったことがある。なかなか遠い場所なので時間もお金もかかりましたが、会いに行きました。
会って昼食を食べて夕食も食べて、ホテルに一緒に泊まる。色々話をして添い寝をしました。手を繋いで眠りにつきました。

当時の私も恋愛に飢えていました。せっかく自分を好きだと言ってくれる人が目の前にいるけれど、私は好きになれなかった。私は何度も失恋を経験していたし、その苦しさは知っているつもり。私は相手に失恋をさせてしまうことが悲しかった。
色んな気持ちでぐちゃぐちゃになり、その女性に気付かれないようにひっそりと泣いていました。
とても真面目な女性でした。別に何か悪いところがあるとかではないのですが、でも自分にとって恋愛対象として好きと思える部分は感じられなかった。

帰ってから最後に何度か連絡をやりとりをした。
「一緒にホテルに行ったのに女性を襲わないなんて失礼だと思う。恥をかかせるものではない。」と怒られました。元々、一緒に泊まって添い寝することは決まっていて、そういうことはしないと話もしていた。付き合えないと思っていたので。でも、怒られたのは腑に落ちなかったですが、たしかにそうですよね。自分の好きな人に異性として見てもらえないというのは辛い。

数年後に恋愛相手になるかもしれない人にラブホテルに誘われて、一緒に寝た女性に少し手を出したのですが、解散した後に「いきなり襲われて傷付いた。」と言われて、それきりになりました。
お互い恋愛関係になりたいと話していたし、ホテルに誘ったのは女性の方だし。なかなかに女心は難しい。

そんな昔の出来事を思い出しました。


話は変わりますが、ソフレは欲しいなと良く思います。
私は「今見えているものや聞こえているものは幻かもしれない」と生きていて唐突に虚無感を覚えることがあります。
人に触れる機会がない生活を続けていると「自分という存在は実はここにいないんじゃないか」と思ってしまう。

私にとって人に触れるのは相手の存在を確かめるのと同時に自分の存在を確かめる行為だと思っている。そんなことができる相手はいないですが^^;


何が言いたいかというとソフレが欲しいなということでした。

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