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海外初心者が、タイドラマをみてバンコクからシラチャに行ってみた記録



タイトルそのままです。タイ旅行中に、滞在していたバンコクから、消えた初恋のタイ版「MY LOVE MIX-UP!」に登場したチョンブリー県シラチャの観光名所に行ってみた、その交通手段諸々を書き連ねました。他所様に読んで頂き情報を共有するためという大それたことではなく、あくまで、こう行った、このような雰囲気だった、こうすれば良かった、という個人の記録と感想なので、読みにくさはご容赦下さい。
私と同じように、行ってみたいけど海外には不慣れでいまいち勇気が出ない…という方がもし他にもいらしたら、行動への何らかの一助にでもなればと書きました。
※情報に誤りがある場合があります。詳細は改めてご自身でお調べ頂いた方が確実です。
※バスの時間などは2024年8月のものです。

バンコク→シラチャの行き方

①チケット購入

・バンコク↔︎シラチャは、エカマイもしくはモーチットのターミナルを利用してのバスが一般的らしい。ドラマ内では電車でファランポーン駅を利用していたが、実際は国鉄(現在はおそらくクルンテープアピワット中央駅から?)では3時間半くらいかかる上ど早朝にしか出ていないらしいので、現実にその手段で行くとなると少々厳しいと思う。
・私はプロンポンのホテルだったので、エカマイのバンコク東バスターミナルを利用した。シラチャ行きのバスは2通りあり、大型バスと、ここ何年かで運行開始となったらしいEVバス。このあたりは調べれば情報はたくさん出てくるが、発車時刻がわりと頻繁に変わるらしく、できれば最新の時刻表を事前にチェックしたいところだが、チケット売り場にも特に時刻表はないため、得た情報で新しめのものを頼りに一か八かでチケットを買いに行った。
事前に購入できる?というのも見かけたので、行く予定だった日の前に2回、バスターミナルのチケット売り場に足を運んだが、「前日にならないと買えない」「午後2時以降でないと買えない」(多分)と言われ、結局事前購入チャレンジは失敗した。
EVの方はオンラインで予約できるらしく、窓口でそれを案内されたが、オールタイ語の上に決済がQRなので旅行者には厳しい。
ちなみに、チケット売り場にはローマ字表記も、何なら日本語表記もあるので売り場自体はわかりやすいが、売り場にいる係の方々はタイ語だった。英語が通じないというのを事前に調べていたため、「◯日◯時発のシラチャ行きは買えますか?」というのをGoogle翻訳のタイ語で見せた。
当然タイ語で返ってくるが、tomorrowや2PMという単語をタイ語の中に混ぜて下さったので、こう言ってるのかな、と推測するくらい。
・結局事前購入はできなかったので、当日早めに売り場に行くことにする。カオタベークが、午前9時を過ぎると人でごった返すのでそれまでに着いた方がいいというのを見かけたため、朝6時発の便で行くことにした。
5時過ぎ、まだ外が暗く、始発も5時半ごろのようだったのでタクシーでエカマイまで向かう。半過ぎごろに売り場に着き、名前と電話番号を書いたらあっさり購入できた。120バーツ。

座席(3D)乗り場(3)バス番号(37-8)が書いてある

この時点で、売れていたのは恐らく20席中8席(売り場背後のホワイトボードに書いてあった)。
平日だったからかも知れないが、そんなに心配して焦って買いに来ることもなかったかなと思う。
上で、大型バスとEVバスがあると書いたが、EVの方が新しく綺麗で快適、座席にUSBもついていて便利だと見たので、そちらを利用してみることにした。けれど難点は、EVの方は1日に数本しか出ていない。私は早く着きたかったので6時発に乗ったが、その次は確か9時か10時台だった。
もし、乗りたい希望の時間がなかったり、満席になってしまったりしていたら、大型バスという選択肢もある。こちらは1時間に1本程度出ているらしい。
ちなみに、EVと大型のチケット売り場の窓口は別。これも調べれば情報を得ることができる。
大型バスの方は荷物置き場がありトイレもあるらしいので、トイレが心配な方はそちらにした方がいいかもしれない。後述するが、帰りは時間の都合で大型を利用した。車内で不便することも乗り心地が良くないということもなかったので、時間の選択肢が多いこちらでも全然良いと思う。

②バス乗車〜シラチャ

オレンジのミニバス(20人乗り)

・チケットを買ったら、指定された乗り場あたりで待つ。売店もある。出発時間近くになったら乗るバスのドアが開き、係の方にチケットを見せると降りる場所を聞かれる(タイ語だが、「ロビンソン?(終点のバスターミナルがあるシラチャのモール)」と言われるのでわかる)。例によって車内は激寒だったので上着は必須。わたしは忘れて地獄を見た。
・前の座席のうしろ部分などにUSBが付いている。ほぼ定刻に出発、乗客はみんなタイの方で日本人は私ひとりだった。途中、乗客が(たぶん)降りたい場所を叫び、何ヶ所か停まって降りて乗ってきてを経て、ひどい渋滞もなく2時間程度でシラチャロビンソン前に到着。降りた場所に客待ちのトゥクトゥクがずらっと並んでおり声をかけられる。
・到着した時間は8時ごろだったので、ロビンソンはまだ開店前。朝食のために立ち寄った、ロビンソンの一角で既に開店していたカフェアマゾンでトイレがあるか尋ねると、あっち、と教えてもらえたが、その通りに行ってみるとロビンソンの搬入口で、どこにあるかわからず、中に入りにくい雰囲気でもあったので、トイレは事前に済ませておいた方がいいかもしれない。余談だが、アマゾンを後にする時に店員さんが「スースー!」と声をかけてくれた。よほど切迫しているように見えたのだろうか。
・grabを呼んで、早速、ドラマに登場したワット・カオタベークに向かう。事前に調べていた際、シラチャはバンコクのようにタクシーが走っていないと聞き不安になりもしたが、既に行かれたタイドラマファン界隈の方にお話を伺えていたように、grabは特に難航することなく捕まった。ロビンソンから約30分、200〜230バーツ。

ワット・カオタベーク

・ドラマを観て行きたい!となってからものすごく調べたが、日本人のレビューやブログでの紹介などは、駐在の方が遊びに行った時のものばかりで、旅行者が行ったレポは見つけられなかった。クレット島(余談だが、ここもとても良かったのでぜひお勧めしたい)のように現地の方が行くところのかな?9時過ぎたら混むと書いてあったし……と思っていたが、平日だったからか、びっくりするくらい人がいなかった。アクスタやぬいを出してオタク写真が撮りやすいのは助かるが、私は1人だったので、途中の山登りや頂上についてからもまわりに誰もおらず、今何かあったら困るなと正直少し怖さがあった。複数人で行くなら大丈夫だろうが、1人の場合はできればあえて土日に行った方がいいのかもしれないと感じた。(行った方のブログなどの写真を見る限り、土日は確かにとても混んでいる様子だったのでこの辺りは難しいが、人がいる安心感と何より安全には代えられないと個人的には思う)
・トイレはぽつぽつと設置されている。入り口近くのいちばん下のところを利用したが、噂に聞く、貯めてある水を桶ですくって流すタイプのものだった。ペーパーの設置はなし。ハンドソープもあり、全体的に、気になるような匂いもなく綺麗ではある。大きい野犬?がトイレ付近におり寄ってくるので、苦手な方は注意。
・山の中を歩いて行くので虫除けは必須だと思う。できれば腕や足も覆いたいが、ドラマではジャケットやニットを着て登っていたがとんでもない。私は普段あまり汗をかかないが800リットルくらいかいた。坂道・急な階段なので、サンダルではなくスニーカーの方が歩きやすいと思う(観光庁のサイトにもその記述あり)。
・スカイウォークに向かう山登りのはじめに、急な階段か、もしくはそれよりは少し時間がかかるが緩く行ける坂道かを選ぶ。せっかくなのでドラマで歩いていた坂道を選び、だらだら写真を撮りながら一周して降りてきて大体1時間半弱だった。余談だが、実際に坂をのぼって行ってみての感想は「えっこんなもん?これで終わり?」くらいで、作中でアトムがぜーぜー言っていたのを誇張表現だと思っていたが、あとから行った方々の感想を読ませていただく限り、坂道の方でも「途中で心が折れた」「あまりの急勾配に死んだので運動不足の人は覚悟して行ったほうがいい」などばかりで、「やっぱりわたしの体力はどうかしてるんだ…」と多少恥ずかしさをおぼえた。年齢を無視して元気すぎる。
今調べ直して気づいたが、階段でなく坂道に進んだ場合、途中にある寺に寄り道しなければ割と楽に行けたらしいが、わたしは坂道を選んだにも関わらず、よく周りを見ておらず途中で急な階段の方に進み意図せずお寺に寄り道してしまい、その体力自慢のゴリラの私ですらそれがなかなかしんどかったので、普段運動する習慣があまりない方は適度に休憩を挟みながら無理のない道を選択して行った方がいい。お寺は綺麗だったが工事していた(随所で工事中だった)。

階段(正面)と坂道(左)の分かれ道
別にのぼらなくても行けたらしい、鬼のような階段

・上に着くまでは「出口(タイ語)」の看板の表示があるが、下に降りてからは見当たらなかった。最後、係の方々が座っているところから左に行くと最初の橋の下に出て、入り口に戻れる。
・私はここからgrabでまたロビンソン前に戻った。ロビンソンとの間にドラマで使われていた、日本を模したJ-PARKもあるので帰りに立ち寄ってみるつもりだったが忘れた。忘れなければ行ける。

カオプラクルー修道院


・ここからはドラマは関係ないが、せっかく来たので他の観光地にも足を運んだ。ロビンソン前でgrabを呼び、そこから20分程度のカオプラクルー修道院に向かう。
ここも山を登っていく。坂をのぼる距離自体はそうでもないので、急な坂であることに目を瞑れば自力で行けないこともないと思ってしまいそうだが、野犬の群れや猿や猪がいるので、何かしかの交通手段を利用した方がいい。トゥクトゥクで送り迎えしてもらったという駐在の方のレビューも見た。
私はタクシーで向かったが、坂道に差し掛かったあたりで、運転手の方が坂を登るのが嫌だったらしく「オウ……ハハッ……オーウ……」と減速して車を停め、ここで降りてくんね?のような雰囲気を醸していたが(余談だが、この前に道と場所を間違えられ、「アー……マイチャーイ?OK?OK?」とやられて信用をなくしていた)、申し訳ないが笑って流し頑として降りなかったので嫌々の空気を出しながら上まで乗せてもらった。
帰りに呼んだタクシーは、下に辿り着いてから「この坂は登れない、私のためにキャンセルしてくれ」のメッセージが来てこちらからキャンセル、このまま車が捕まらなかったらどうしよう…と不安にもなったが、次のタクシーには「急な坂ですが大丈夫ですか?」と確認した上で来てもらえたので、キャンセルやここで降りろを防ぐために、もし足を運ぶ場合は、念のため、事前にドライバーに確認をとってからの方が良いと思う。

とても狭いので観光自体には時間はかからない

シラチャからバンコク


・やっと来てくれたタクシーで、とりあえずロビンソン前に戻る。
当初は15時半ロビンソン発のEVバスでエカマイに戻る予定だったが、観光が予定よりずいぶん早く済んだため、コーヒー休憩をしてもまだ2時間あまりあった。シラチャ散策という手もあっただろうが、なるべく早く戻りたかったので、EVバスではなく、こちらからも1時間に1本出ている大型バスで戻ることにした。EVバスとは乗り場が違う。ロビンソンから徒歩で20分程度らしい、トゥッコムというお店の近くに乗り場があるので、せっかくなのでそこまでトゥクトゥクで向かった。
歩いているとドライバーがしきりに声をかけてくるので利用しやすい。値段を聞くと60バーツというので、まあそれくらいならとタイ4回目にして初めてトゥクトゥクに乗ってみた。
・トゥッコム横のバス乗り場でチケットを買う。エカマイ、と伝えると、直近のバスのチケットを手配してくれた。

チケット売り場 次は14:30発
この日の時刻表 土日は違うのだろうか
14:30発、座席13番、バス番号37-5、108バーツ

待合所で係の方に声をかけられて、どうやらアプリから予約すると安くなるよ、ということらしかった(タイ語なのでアプリケーションしかわからなかった)。
試しにやってみたがやはりオールタイ語だったのでちょっと難しい。

・適当に時間を潰して発車の少し前に待合所に戻る。私が乗るものより前のバスが発車する時、スワンナプーム!と係の方が叫んでいたのでああやって呼ばれるのか…と思っていたら自分の時は聞き取れず、移動し始めたまわりの人に、合ってる…?と思いながらついて行った。
バスに乗り込んでから、運転手さんが乗客1人ずつにどこで降りる?と聞いているので伝える。
事前に調べていて、バンコクに入ったら渋滞が酷いため、渋滞を避けるためにエカマイまで行かずに手前のウドムスックやプラカノンの駅で降りてBTSで帰る人もいる、と見ていたので、私も駅で降りることにした。帰りも日本人は私ひとり。
まだ時間が早かったからか渋滞もなく、帰りも度々停車しながら2時間程度で着いた。
念のため記すが、日本のバスのように停車する場所が表示されることはなく、停まる際に運転手さんがおそらく言っていたのだが、ばーっと言われるのでタイ語がわからないと聞き取るのは難しいため、終点のエカマイまで行くならただ乗っていればいいが、途中で降車したい場合は、Googleマップで現在地を追いながら、目的地に着いたことを確認して降りるといいと思う。(降車希望の人がいれば)BTSの各駅に停まるようなので、もし降り損ねても困ることはない。
バスは確かに古めではあったが特に不便はなかったので、やはり数時間に1本のEVバスと大体1時間に1本ある大型バス、乗るその時の時間によって都合のいい方を利用すればいいと思う。

中に、大きな荷物置き場とトイレがある(らしい)
中は普通の古めの観光バス

※朝6時エカマイ発、2か所の観光、昼食・休憩、1時間弱できてしまったバスの待ち時間を含めて16時半バンコク着
※朝のバスターミナルから帰ってくるまで、かけられる言葉は、休憩に寄ったカフェの店員さん以外全てタイ語だったがなんとかなった(人にも助けてもらった)

長くなりましたが、海外ド初心者が、ドラマを見た勢いだけで少し遠出(バスとタクシーに乗っていただけですが……)してみた記録でした。
どなたかの、何かのお役に少しでも立てれば幸いです。

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