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📖「この世にたやすい仕事はない/津村記久子」

『この世にたやすい仕事はない (新潮文庫)』の感想

現在求職中。書店に平積みされていた本書が目に止まり、吸い寄せられるように購入。

どんな仕事にもやりがいと苦悩は付きもので、だからこそまずは飛び込んでみるしかない、ですよね。
現実ではハローワークも転職エージェントもマニアックな仕事など紹介してくれないし、この世に数多ある求人全てに目を通すことは難しいけど、きっとどこでも大丈夫だと自分に言い聞かせることにした。

(途中まで主人公の性別を誤解していた。。読了後に、直前に読んでとてもよかった「水車小屋のネネ」と同じ著者であると気付き、なんだかご縁を感じた。)

#ブクログ

現在無職、求職中。
なかなか次の仕事が決まらないのは、たぶん心のどこかで「期待している」からだ。

面白いワクワクできる仕事が、天職が、きっとどこかにあるはずだ。
でもどれだけ求人を見ても、そんな仕事を見つけることはできない。

だからエントリーが進まない。
終わっている。

先日読んだ「水車小屋のネネ」もしかり。
津村さんの物語は、与えられた(もしくは降りかかった)現実の中にも、思い描いていたのとは違う今の中にも、大切な出会いや経験があるものだと教えてくれる。
きっと、どこにいたって、大丈夫。

だからわたしも、どこに身を置こうと何をしようと、苦悩の中にも楽しさや素敵な出会いが待っている。

ということで、あまり考えすぎず手当たり次第とは行かないけれど、なるべく求人にエントリーしようと思うのでした。

きっと、どこにいたって、大丈夫!

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