リジー・ダイグナン史上最多の4勝なるか！GP・ド・プルエ【8月女子ロードinフランス】
GP・ド・プルエ 8/30
フランス・ブルターニュ地方特有のアップダウンの激しいコースレイアウトが採用され、女子ワールドツアーの中で【最もタフで過酷なワンデーレース】とも呼ばれています。
大会規模や注目度も含め、春のクラシックシーズンで悔しい思いをした選手にとっては、特に力の入るレースです。GP de Plouay - Lorient- Agglomération Trophée CERATIZIT
タフで過酷なコース＆アタックのポイント
パンチの効いた登り坂、テクニカルな下り坂、ゴールまでの長い上り坂を含むサーキットスタイルのコースで、高低差は2,321mにものぼります。
過去のGP・ド・プルエでは、単独逃げ切りの勝利が過去11回。特にゴール前4km地点の【コートゥ・ドゥ・ティーマレック】は、距離1.1km・平均勾配10％で、レース終盤の最も重要な局面で登場するため、アタックを仕掛けるには理想的なポイントと考えられています。(Côte de Ty-Marrec)
最大斜度19％の3つの上り坂を含む13.68kmのコースを11周する150km
注目選手（トップクラスの選手たちが参戦！）
リジー・ダイグナン（トレック・セガフレード）
過去最多、3度の優勝経験を持つディフェンディングチャンピオン。東京オリンピック以来、レースには出場していませんが、世界選手権に向けて調子を上げてきていると予想されます。今シーズン、一桁台でのフィニッシュは多くあるものの未勝利のダイグナンは、やはり勝利がほしいはず（チームTTでの勝利あり）
リオオリンピック後はとても落ち込んだそうで、その時に家族がサポートしてくれたおかげで選手を続けられているとコメントしています。東京オリンピック後も旦那さんと娘のオーラちゃんにパワーをもらったとのこと💗
チームも強力で、力強くキレの良いアタックを仕掛けるエリ－ザ・ロンゴ・ボルギーニや、ルース・ウィンダーなどが参戦予定。
アンナ・ファン・デル・ブレッヘン（SD Worx）
東京オリンピック以来、初めてのレース。これまで数々の偉業を成し遂げ、今シーズンもかなり好調の様子ですが、今季限りの引退を表明しています。アシュリー・ムールマン、ニアム・フィッシャー・ブラックなどの強力なチームで参戦予定。
コリン・リベラ（チームDSM）
長い距離を走れるスタミナがあり、短い登りで力を発揮し、スプリント力のあるコリン・リベラは、GP・ド・プルエに最適な選手といえます。遅めのシーズンインで東京オリンピックにピークを迎え、その好調さをシーズン後半に活かすことを考えているようです。リアン・リッパートも参戦予定。
マルタ・カヴァリ（FDJ）
今シーズンの春のクラシックでは何度もトップ10入りし、力を見せているものの、勝利に一歩届かないという悔しい状況でした。このGP・ド・プルエでサプライズ的な勝利が期待されます。フランスチャンピオンの若手選手、エビータ・ムジークらが参戦予定。
マヴィ・ガルシア（Ale BTC Ljublana）
単独逃げ切りでの勝利を狙う選手のひとりと考えられます。
キアラ・コンソンニ（バルカー・トラベル＆サービス）
前回大会、逃げ切ったダイグナンとリジー・バンクスに次ぎ、集団先頭でフィニッシュ、3位に入ったキアラ・コンソンニ。スプリントでの勝負になった場合はコンソンニにも注目です。
エリーザ・ロンゴ・ボルギーニ、春のトロフェオ・アルフレド・ビンダの再現
東京オリンピック銅メダリストのエリーザ・ロンゴ・ボルギーニが、オリンピック後の初レースで勝利。
どんな時でもアタックし続ける、攻めの走りが特徴のロンゴ・ボルギーニ。この日も何度も何度もアタックを仕掛けます。
途中、スペインチャンピオンのマヴィ・ガルシアが、イタリアチャンピオンのロンゴ・ボルギーニに追いつくシーンなどもありましたが、ゴールまで粘り強く走りきったロンゴ・ボルギーニが単独逃げ切り勝利。シーズン初めに行われたトロフェオ・アルフレド・ビンダと同じく、圧倒的な独走でした。
2位はグラディス・フェルスト（アルケアサムジック）、クリステン・フォークナー（TIBCOシリコンバレーバンク）
今回表彰台を逃した強豪SDワークスですが、残り80km地点でのアンナ・ファン・デル・ブレッヘン（SDワークス）の逃げや、終盤でのニアム・フィッシャー・ブラックのアタック、アシュリー・ムールマンが強力なメイン集団けん引によりロンゴ・ボルギーニとのタイム差を縮めるシーンなど、SDワークスのチーム力が光る場面も多々ありました。
総合順位
🥇 エリーザ・ロンゴ・ボルギーニ Trek イタリア 29歳
🥈 グラディス・フェルスト Team Arkéa ＋0:12 フランス 24歳
🥉 クリスティン・フォークナー Team TIBCO ＋0:12 アメリカ 28歳
4 ソフィア・ベルティッゾロ Liv Racing ＋0:12 イタリア 24歳
5 エビータ・ムジーク FDJ ＋0:12 フランス 22歳
6 エウゲニア・ブヤク Alé BTC Ljubljana ＋0:12 スロベニア 32歳
7 リジー・ダイグナン Trek-Segafredo Women ＋0:12 イギリス 32歳
8 コリン・リベラ Team DSM ＋0:12 アメリカ 29歳
9 アシュリー・ムールマン SD Worx ＋0:12 南アフリカ 35歳
10 アンナ・ハンダーソン Team Jumbo-Visma ＋0:12 イギリス 22歳
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引用
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