見出し画像

その日にしか、その本を読めないとしたら何を選んでどこまで読むか #08

人がほとんどいない東京の夜だった。

今日はコロナの影響で不要不急な外出を控えるようにとニュースで連日報道されていたせいか、渋谷や中目黒の街から人が消えていた。

次第に、日本もこうやって荒廃していくのかなと思うと怖く感じる夜だった。周りの人もリモートワークが多いせいか、鬱っぽくなっていく。

元気な世の中していこうぜ!みたいなノリが途絶えつつある。

自分のお気に入りの書店も今日明日はお休みになっていて、本すら買えないのかぁと落ち込んだ。

トイレットペーパーという日用品を始め、食料品もなくなってきている。買いだめする人が増えていき、自分や家族を最優先に考える人が増えた気がする。それほどまでに余裕がなくなってきているのだろう。

仕事も激減して休業に追い込まれている。

そんなときに心に余裕をもてるツールとして本がある。本を読むと心に余裕が生まれるし、考え方も変わってくる。1冊の値段はだいたい1000円くらいだから、安いものだ。


noteやっている人にも役立つ本を今日は購入してみた。やってみたい!とか、やるべきデザインについての本は数多ある。

その中でも興味の惹かれた1冊。

画像1

平本久美子さん 「やってはいけないデザイン」株式会社翔泳社

やってはいけないという否定的な売り文句が気に入った。やってみたいデザインだったら惹かれなかったかもしれない。

はたして、やってはいけないデザインとは一体どんなデザインだろうかと思って手に取る。街の町内会のチラシのような誰も読まないだろうと思うデザインが多数掲載されている。

グラデーションがやたらとされている文字やグニャグニャ文字。

ワード等についている機能だが、デザインをする上では個性が強すぎたり読みづらかったりするため使用しないほうが良さそうとのこと。

さらにポスターや名刺の文字配置の方法についても実際のレイアウトを掲載しながら、お直しポイントが書かれている。非常に読みやすいし、実践しやすく実例がフルカラーなのでポイントを押さえやすくなっている。

身近なデザインに活用できるポイントがたくさん詰まった1冊。

自分も写真の販売をしているから、お礼状や名刺のデザインに取り入れていこうとおもう。

こういう暗い世の中だからこそ、人の気持ちを少しでも明るくする素敵なデザインをつくりだしていきたい。

いいなと思ったら応援しよう!