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その日にしか、その本を読めないとしたら何を選んでどこまで読むか #11
今日テレビでタモリさんが出演するとのことで、昔買ってよんだことのある「タモリ論」を再読してみようかと思う。
この本でタモリさんが好きなんだなぁと思い、それからタモリさんをテレビで見るときは注意深く見るようになった。
それまでは当たり前に「いいとも」に出演していたし、普通に番組進行をすすめるただのおじさんだった。
お笑いをそこまで凝視することもなく、タモリさんをはじめ、ビートたけしやさんまの偉大さにも気づくことができなかった。
ただ、なんとなくタモリさんがでているテレビは面白くて笑えた。
ただなんとなく、これが非常にすごいことで芸人は皆んなこうなりたいと思う。
苦手な人も好きな人も対する態度をあまり変えず、一定のテンションで時々ふざけてニタァと笑うタモリさんがとてつもなく可愛いのだ。
お笑いに興味がなくても、笑うことが嫌いな人はそういないだろう。
タモリさんや芸人という職業について学べる珠玉の一冊。
樋口穀宏さん 「タモリ論」 新潮社