![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86075153/rectangle_large_type_2_32da59105eb5d7ba0092241cf52b9e31.png?width=1200)
#22 胎児ネームと逆子〜パパの視点から〜
先月、ついに念願の第一子が誕生した。
出産のことや子育てのことは、これから書き綴っていきたいと思っている。
将来、子供に「あのときこんな感じだったよ。」と
伝えられる日が来るのがとても楽しみだ。
そのときに向けて記録として残していきたい。
「胎児ネーム」というものを知っていますか。
妊婦さんがお腹の赤ちゃんに呼びかけるときの名前のことらしい。
胎児に呼びかけるときに「赤ちゃん」というのは、
確かに味気ないと妻と相談して胎児ネームを考えた。
胎児ネームを考える際、パッと思いついたのが、
『すくわーと』だった。
ファインディングニモに出てくるキャラクターの中で
明るくてとっても可愛らしいキャラクターの『スクワート』
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86074997/picture_pc_a34911e6d533eac1caee023933a255cd.png?width=1200)
すくすくと育って欲しいという意味も込めた。
『すくわーと』と呼びながら妻のお腹を触ると、
妻のお腹の右側がボコボコと盛り上がる。
妻が動いているときは、あまり動かず、
妻が休んでいるときによく動いていた。
特に夕食どきや就寝前の胎動が激しかった。
他にも『すくわーと』に聞こえるように
毎日話しかけたり、英語の歌を歌ったりした。
生まれた子が成長して話ができるようになったら
胎内記憶の話をしてくれると楽しいだろうなと思う。
出産日が近づくにつれて心配なことがあった。
それは、ずっと逆子のままだったこと。
妊娠後期になれば、自然となおることが多いと聞いていたが、
全然戻らず、帝王切開の可能性も視野に入っていた。
帝王切開のメリット・デメリットとして考えていたのは、主に五点。
・妻の入院日数が増え、退院までの日数が増える。
・今後の出産は、帝王切開になる。
・妻の体のダメージが大きい。
・出産日がほぼ確定でき、仕事の融通がつけやすい。
「次回の検診で帝王切開の手術の日程を決めましょう」
そうお医者さんに言われて、
仕事の日程を加味し、候補日を妻と考えた。
「逆子がなおる時、ぐるんと回るのがわかるよ」と
周りの逆子経験者の方々から聞いていたが、
そんな実感が妻にはなかったので、
逆子のままだろうと思い、候補日をお医者さんと相談した。
お医者さんもあまり期待していない様子でエコーをとってくれた。
すると、びっくりしたことに逆子がなおっていた!
毎日、毎日『すくわーと』に
「ぐるって回ってね」と言っていた効果があったのかと思う。
妻は、帝王切開に若干怖さを感じていたので、
記念すべき『すくわーと』の初めての親孝行になった。
その後、壮絶な出産の物語に続いていくことになる。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86181392/picture_pc_4f0fd79cda377af0bd817c0d6450a0ae.png?width=1200)