コスモスミッション 幻の海賊船の行方を追え
ガレンテ連邦デー!
ワープ速度ボーナスによってガレンテ連邦領が活気に満ち、イベント採掘サイトがタケノコのように生える様を尻目に私はアルギンタルコンステレーションに赴いていました。
ガレンテ連邦のコスモスミッションを受けるためですね。
参考:UNIWIKI
https://wiki.eveuniversity.org/COSMOS
通常のエージェントミッションよりスタンディング条件が厳しく、一生に一度しか受けられない潰しの効かないコンテンツです。
ガレンテのCOSMOSミッションはアルギンタルにて開発事業を進めるカルダリ企業ウィルコミと、その強引な手法に反発するガレンテ市民の抗争をテーマにしており、そこにカプセラが介入していくことでストーリーが進行していきます。もっとも、一部例外的なミッションもありましたが。
主な報酬は強力なインプラント、ストーリーラインモジュールのブループリントコピー(設計図)ですが、ストーリーラインモジュールの製造にはそれ以外に使い所がなく、前提も重めの科学系スキルを極めなければならないらしく、大幅な勢力スタンディング上昇はあるものの、木っ端の出稼ぎカプセラが収益に繋げるにはなかなかに厳しいコンテンツのようでした。
がっくし。
そんな中で出会ったエージェントの一人がこちらの方。
ポートレートでは女性エージェントの姿をしていますが、小惑星帯で難破したローグドローンが助けを求めてきているようでした。
発信されていたメッセージは暗号化されており彼女(?)が何を伝えたいのかわかりませんでした。というわけで、まず Binary Transpositional Code で解読を試みようというミッションなのですが・・・
全く見つからないです。Binary Transpositional Code。超未来の宇宙においてブラックボックスと化したのか、少なくとも一般的な市場には出回っていないようです。
攻略サイトによると、アルギンタルコンステレーションのアステロイドベルトに低確率で出現するNPC Crook Protector を撃墜することで入手できるようなのですが、三日間ほど各星系のアステロイドベルトを彷徨うも姿を見せる気配は無く(この間にレアNPCに5回遭遇しました)、諦めて現地のカプセラに大金をはたいてBinary Transpositional Codeを譲ってもらいミッションを攻略したのですが・・・
未練を残したままこの地を去るのは歯切れが悪いので、改めて情報を整理してみました。
情報収集
まず標的であるCrook Protectorを戦闘ログ収集サイトで調査します。
アルギンタルコンステレーション全域において、地元のカプセラギャングが採掘業者を襲う際に彼らも加勢しています。問題は直近のデータが一年以上前のものということです。
Protector同様に「Crook」という名称の付くNPCも2020年5月を最後に姿を消してしまっています。「Crook」はアルギンタル限定のアステロイドNPCで、前述したエージェントのミッション進行に関わります。
治安の悪いアルギンタルにおいて、丸一年ギャングが採掘業者を襲わないということは到底考えられず、事件現場にCrookらが丸一年居合わせていないというのも不自然なので、何らかの調整がきっかけでCrook達の出現フラグが折れてしまっているのではないか?というのが自分の推測です。
つまり、現在独力での進行が困難なコスモスミッションが存在するということです。Binary Transpositional Codeを販売しているカプセラがふっかけてきたのもうなずけます。他のコスモスミッション進行用アイテムの相場が5M~10Mの中、何か事情がなければ80Mの値は付きません。
参考URL
https://zkillboard.com/ship/24362/
https://zkillboard.com/ship/24367/
https://zkillboard.com/ship/24365/
https://zkillboard.com/ship/24364/
https://zkillboard.com/ship/24368/
https://zkillboard.com/ship/24366/
https://zkillboard.com/ship/24361/
https://zkillboard.com/ship/24363/
続いて、Binary Transpositional Codeのログも洗ってみます。
アイテムを所持したまま撃墜された船舶がリストアップされています。こちらのログは今年付けのものがあります、恐らく自分同様に販売しているカプセラから購入したものでしょう。
こちらが最新の戦闘ログ、ミロイテム星系において撃墜された探索艦です。積荷を見る限り、Binary Transpositional Code使用後に獲得できるPasskey to Yan Jung Relic Siteを用いてガレンテコスモスミッションに関わるヤン・ユング文明の古代遺物を発掘していたようです。
おわりに
結局のところ、バグ報告が丸いような気がします。コスモスミッションの受注は一度きりなので、不具合があっても当事者には捨て置かれて修正されないままになってしまうのでしょう。わざわざ記事にした理由も問題提起、注意喚起を兼ねてといったとこです。
この手の進行不能ミッションはコスモスミッションにはまだまだ潜んでいるものと思われるので今後もUNIWIKIからは目が離せません。お祭りの熱りの冷めた頃にCrook達がアルギンタルのアステロイドベルトに帰ってくることをニューエデンの片隅で祈っております。
同様の事例を指摘したフォーラム記事
https://forums.eveonline.com/t/gallente-cosmos-mission-the-path-to-enlightenment-3-3/293849
追記(21/06/23)
GMの返答によると、やはりエンカウントの仕様に問題があるらしく、現時点での解決は見込めないとのことです。開発陣への告知はされるそうなので、気長にアップデートを待つ他ないようです。
追記(22/07/20)
フォーラムでの活動もあってか遂にCCPが重い腰を上げました。
https://forums.eveonline.com/t/list-of-lost-cosmos-mission-items/346633/32
現在テストサーバーでCrook達の勇姿を拝むことができます。(しっかりBinary Transpositional Codeもドロップもしました)
他のCOSMOSアステロイドNPCも修正されるとのことで、本サーバーへの再導入は8月中旬になるそうです。
追記(22/08/09)
修正されました。
https://www.eveonline.com/ja/news/view/patch-notes-version-20-07
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