人生最後の引越し
大学に入学する時、
初めての一人暮らしのために引越しをした
その後も学生時代、社会人になってからも
何度も引越しをした
結婚して都心の新築のマンションを購入して
ここが終の住処と思っていたのに
その後、20年経たずに、
娘と二人で家を出て賃貸に引越した
娘の希望で越した都心の人気エリアの
賃貸マンションは比較的高額な家賃
それでも娘に楽しいと思って
暮らして欲しかった
賃貸か 持ち家か
かかる費用を試算したり
何度も考え続けてきた
仕事をいつまで続けるか
自分がいつまで生き続けるか
未だ答えが出せない問い
今は元気なので余命もわからない
例えば、
100歳まで生きるなら
あと40年分の生活費はいくらになるか
いつでも準備して計算している
将来の資産
そうして、
還暦をすぎて
賃貸マンションをやめて
新築のマンションを購入した
都心の人気の地域は賃貸でも家賃が高額
同じ家賃をこの先40年払い続けることは
かなりの負担
それならば、購入した方がよいという結論
購入の時期は、
できる限り早い方がいいと思った
人生、100年とはいえ、
70歳を過ぎたら、きっと今より
体力は落ちているはずだから
加えて、贅沢な悩みで恐縮だが、
築20年越えの賃貸マンションの老朽化と
部屋が高層階だったことが常に不安で、
新築かつ低層階への引越の背中を押した
実のところ、
都心の人気エリアは
おしゃれな街へのアクセスも良く
気に入っていた
同じ地域で、住み替えも考えた
築浅の賃貸への住み替え
又は
中古マンションを購入してリフォーム
同じ地域での新築マンションは
高額過ぎて手が出ない
色々な選択肢の中で
今のマンションを購入した理由は
「出会い」としか言いようがない
実際、探してはいたものの
モデルルームを見に行ったのは
この物件が初めてで、即決してしまった
安心して住める終の住処
引越してみたら、
最新の省エネ家電のお陰で
電気代もガス代も、格安になった
まだ、住み始めて5ヶ月程度だけれど
とても気に入っている
都心の人気のエリアではないものの
23区内
羽田空港にも、品川駅にも
アクセスは良いし
私には十分過ぎる程の環境
リタイア後に遊ぶための終の住処
近くに、大きな病院もあるし
かかりつけ医になってくれる病院も
歩ける距離にある
新しく作られた街ではなく
昔からある街
あとは、娘が帰ってくる場所としての
我が家ができて安心
この4年間、
賃貸か 購入か 考え続けた結論
終の住処が欲しいなら
自宅は購入がいいと思う
人それぞれ、色々な考えがあると思う
けれど、
私の理想は、
比較的低層のマンションの2F 又は 3F
バス停から2分以内
又は
駅から徒歩10分以内
羽田空港、新幹線の駅までの
アクセスが良い事
大きな病院が1つ以上近くにある事
可能であれば自宅から歩ける距離に
ほぼ希望を満たしていたので
今のマンションに決めた
そうして、住み始めたら
最新のマンションは、設備が素敵だ
結露しにくいペアガラス
給湯器もエコで、
最初に購入したマンションにもあった設備
床暖房、浴室乾燥、食洗機
は、当たり前についていて助かる
お引越しから、
5ヶ月経ったところ、
まだ身体はフル充電状態とは言えない
引っ越しの疲れだけでなく
還暦過ぎても
フルタイムでオフィス出勤
やっぱり疲れは溜まるもの
でも 何にしても
もう引越しはしなくて良いと思ったら
それだけで気が楽になる
人生最後の引越しを終えて、
楽しむのはこれからと思っている