時間(とき)
淡い光が グラスに写り
あなたは ルビー色のワインを見つめてる
遠い記憶を旅するように
心は 別の場所
いつからだろう
一緒の時間
多くを語ることはないのに
あなたの時間を僕で埋め尽くしたい
その手に触れることできれば
何も要らない そう思っていた
その手に触れたら
抱きしめて離したくなかった
時間が止まれば 二人凍りついて
このまま 全てが 終わってもいい
白い肌 窓に映る
あなたは 外の景色を見つめてる
遠い記憶を手繰り寄せては
手のひらで 消すように
いつからだろう
一緒の時間
沈黙さえも愛おしくて
あなたの瞳に 戸惑いと切なさと
全てを捨てることできれば
神に背いて そう思っていた
この手に触れたら
この道を引き返すことなく
時間が告げられ 二人離れ離れ
このまま 全てを 忘れられたら
その手に触れることできれば
何も要らない そう思っていた
その手に触れたら
抱きしめて離したくなかった
時間が止まれば 二人凍りついて
このまま 全てが 終わってもいい