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御刀さんがやってきた 2022.1

【1/14 金】

メモ
・白鞘じゃない拵えの外し方
・輸送について
・白鞘どうしよう

改めて見ると吉盛さんお肌きれいだよね

先生はやはり重量感がある刀らしい。素直に重力と遠心力に任せてスパッと切れば切れ味いいけど、変に力を入れたり自分でどうにかしようとしてひねったりすると切り口が凸凹になったり湾曲したりしておかしくなるので、切った跡を良く見るように、と
以前試斬した時に「折れたり曲がったりしたらどうしようと思って刀に遠慮しすぎている。刀に対して逆に失礼」的なことを言われたことがある……いやだって……遠慮しますよ……細いもん……見た目だけなら自分の手足の方が太くて強そうに見えるじゃん……?
けど、先生は確かに重くて遠慮してる場合じゃないし、訳もなく丈夫なような気がする
刀は自分で行きたいところを選ぶんだよと仰っていた。

【1/19 水】

日刀保さんの鑑定、3月からちょっと方法変わるのか。オンライン…便利になる感じですね?

佐川急便さんが「美術品輸送」というサービスやってらっしゃるのに気付いたけどどうも博物館とかの大量輸送っぽい雰囲気。もうこれお願いする時に直接電話で相談した方がいいな

【1/21 金】

拵えの外し方を習った。柄とんとんの時はできるだけ鍔に近い位置を持った方がぴょーい!しにくく傷みにくいので安全、とのこと。でも抜けにくい時は下の方を持った方が振動が伝わりやすくて抜けやすいらしい

【1/22 土】

拵え外してみた!わーーーーー昭和18年…秀宣さんという作者さんだったんですね。はじめまして!
でもハバキはとれない!これ以上無理やりやるとどっか傷つけそうなのでここは一旦保留。
下側の切羽にメッシュみたいなのがつけてあった。カタカタしないように緩衝材入れてあるっぽい。あと知ってたけど鍔可愛い
お写真だと見えにくいっていうかほぼ見えんけど茎に何か?書いた?形跡がある。なんだこれ?……数字……?(個人的に刀の茎に数字書いてあるとヒヤッとするんだけどこれは……どうなんだ……そうなのか……?)

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吉盛さんもお手入れした
改めて見ると吉盛さん本当美術品なんですよねお肌が。今日も引っ掛かり感なし。よし。どうしても「錆びてない?」「傷ついてない?」て体調確認モード?になってしまう。もっと落ち着いてのんびり鑑賞したい
先生は何かきれいとかそういうのじゃないんですよ鑑賞のベクトルが違う。一個だけ物打ちじゃないとこについてるヒケキズ私だよなあ……へたくそめ……間合い間違えてるんだろうな
ちゃんと物打ちに当てようとするとびっくりするくらい巻き藁近い。巻き藁だから良いけど敵だったらちょっと……いやいやいや近……

近所の刀屋さんにも行ってみたいと思いつつまだ行けてない。買い物っていうより相談なんだけど相談内容まとめきれてない。いきなり「たのもー!」されてもご迷惑だろうしな

【1/30 日】

メモ

日本刀に息づく科学と技術
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsms/66/11/66_804/_article/-char/ja/


【追記】

そういや11月くらいに京都行って北野天満宮で髭切さんを拝見した。その時に「筑前国御笠郡土山の異国の鍛冶」て言われてアレ?どっかで聞いた?吉盛さん一族の地元そんな感じの地名じゃなかった?てなったけど、土山じゃなくて内山だった。勘違いテヘペロ。てなったのを思い出した
御笠郡は筑紫野・大野城・太宰府とかあのへんだったらしいので、場所的に近いっちゃ近い。内山は宝満山の南西部から山頂手前あたりだけど、土山はちょっとぐぐった程度では出てこなかった。どこだろう。ちゃんと調べたら出るのかな。それっぽい架空の地名だったり…?大陸交流に縁深いところだし、いかにも異国のナンカスゴイ鍛冶がいそうなイメージだったのかな

有智山城址とかならそこまで山登りしなくていいはずだし、あったかくなったら見に行けないかなあ

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