勤続6年目、解離性障害だと診断される ~#2
久しぶりに気温が上がり、帰宅したらキッチンに飾っている生花がくたびれていました。
こんばんは、ななすけです。
『解離性障害』と診断された時の私の精神状態は一体どれほどのストレスを抱えていたのか。
上司が部長に叱られ始めたのは午後2時頃。
きっかけは小さな上司のミスでした。
謝罪を一切受け入れず、受話器から声が漏れ出すほどに怒鳴り散らす部長。本社の最悪な空気が目に浮かぶ。
この時期は運悪く繁忙期ということもあり、桁外れな忙しさから肉体的にも精神的にも追い込まれていた私は、慢性的な睡眠不足、アルコールの過剰摂取など自堕落な生活を送っており、仕事終わりには当時の交際相手に泣いている顔文字を毎日のように送りつけていたのを覚えている。
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感情の振り幅が大きくなり、職場のトイレで声を押し殺し涙を流す日も多かった。
そんなギリギリの精神状態で正直電話に捕まる上司のフォローをする余裕などなかったが、私自身のキャパを無理矢理広げ上司の業務を受け持った。普段の倍以上の業務が私に降りかかる。
部下に指示を出し、自分の業務を進めながらも上司の業務も進めていく。
目まぐるしく働きながら時計を見ると午後6時頃。
上司はまだ電話で話していた。
普段使用しているシステムは権限を外され使用できなくなったらしい。
しかし部長の怒りの矛先は完全に逸れていた。恐らく声が小さいと指摘されたのだろう。上司は立ち上がり、周りの声が掻き消されるほどの大声で自分の名を名乗り、謝罪をしている。
部下たちが帰っていき、午後10時頃。
別室で作業を進めていた私の体に異変が起こる。
貧血のような感覚から急に目の前が真っ暗になったのだ。
次第に呼吸が出来なくなり、そこからの記憶は目が覚めるまで一切ない。
ここから先は居合わせた他部署の同僚・家族より聞いた話を元に進めていきます。
つづく。
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