責任の押し付けと価値の搾取
私は調査設計に関わる建設コンサルタントの仕事をしてる
発注者から、今後の調査設計に関わる計画を立てたいので見積もりをくれと求められているが、その中でいくつかの項目が並べられていた。そして、各作業にかかる人工算出を管理職からお願いされた。
めちゃくちゃ例えばだがこの街を再開発する計画があったとして、以下の項目を加味してほしいと指示があったとする(建設コンサルどこいった)
·人口
·交通量
·周辺駅利用者数、年齢層
·店の種類や数
·このエリアの重要度
例えば最後の「このエリアの重要度」というのは
何が指標となるのか?都心部からのアクセスで図るのか?地盤の強さ?政治家が家を構えてる割合?はたまた富裕層の割合?私は何に忖度すれば良いですか?
「それは俺も発注者に聞いたんだけど意味がよくわからなかったんだよね」
いやいや、そんなんでよく人工算出お願いできるな。算出する項目がわからないで何が出せるかよ。そこの確認も私がやるべき?だったらお前の存在意義って何???てか自分ができないことをよく20も下の人間に任せられるよな。給料上げてくれ。
大体私の上で働く人は仕事を分担するというより丸投げだ。「信用してる」って言葉は便利だよな。責任を下に押し付けてミスがあればその人のせいにできるんだから。
そして私がやることが前提となってる作業が多い。「分担すればいい」というが、分担するにも労力がかかるし上の人間が下に仕事分担するのと下っ端の私が40前後のベテラン女性たちに作業分担をお願いすることが同じだと思うのか?
日頃の不満は山ほどあるがここまでにしといて。
この計画立案の件を旦那に相談した。旦那は
「4年目でそんなこと任されるのすごいよ、今後この先何年にも渡ってミサトが出した数字や計画が採用されるかもしれないんだよ、おいしい部分とか社内的な手柄は他の人に取られるんだろうけど...大体管理職もチームリーダーも結局自分達じゃできないことを下に丸投げしてるんじゃん。それがミサトにはできるかもしれないんだよ。もし周りの人が頼れないんだったら、俺も手伝うから。こっちの事務所でも類似のことを以前やってるはずだから当時担当してた人に色々聞いておくからさ、発注者からのメール俺にも送ってよ。最後に爪痕残して、周りの人を後悔させてやろうぜ!」
旦那は神か?それとも私が甘えてるのか?
上も先輩も、たいてい否定から入ってくる。本人たちはそんなつもりないんだろう。しかし相手がそうだと感じたらそうなんだからな。下手したら、藤井のためという言葉を並べて、お仕事の分担をせっせとしているつもりなんだろう。自分たちではできないことを私の時間を搾取して押し付けて。有り難う上の方々、後悔なく退職に向けて動いていけそうだ、本当に有り難う!
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