石川勇希選手に衝撃を受けた話
※このnoteは流血写真を含みます。苦手な方はご遠慮ください。
新太平洋運輸株式会社presents「ヨンギラ」
北海道・札幌ペニーレーン24大会[初日]
2024.7.15
もともとXのおすすめに血まみれの石川勇希選手が流れてきたことから、大日本プロレスに非常に興味を持っていた私は、知り合いの方にお誘いいただき、既に4月に観戦デビューを果たしていました。
外国人選手がイキイキと血を流している…!蛍光灯が容赦なく飛んでくる…!普段観ているDDTと全く毛色の違う大日本プロレスに困惑しつつも、既に告知が始まっていたペニーレーン大会のチラシを見て、絶対にこの大会に行かなければならないという謎の使命感があったのですが…
観戦の数日前、石川勇希選手が8月で引退との一報。
衝撃でした。
プロレスラーなら引退のタイミングは必ずやってくるとは思いますが、こんなに早く…?まだ28歳で1番活躍できる時ではないか?色々な考えが頭を過ぎりますが、腕の怪我でスポット参戦していたというのは知っていましたし、ご家庭の事情もあり決断されたとのことで。
非常に残念ですが、石川選手を最後に生で見られるチャンス。しっかり目に焼き付けなければ!と意気込んでペニーレーンに向かいました。
ビーストマン選手、入場から物凄いインパクト。マンモスのような仮面を被ったとんでもない大男が現れました。体感的にはハリー・ポッターに出てくるハグリッドのような。これ倒せるのか…!?石川勇希選手はやはり地元北海道出身。観客の大声援の中、意気揚々と入場。頑張れー!!
初っ端からエンジン全開で動き回る石川選手。しかしビーストマン選手は動じません。石川選手も倒せるのかコイツ!?みたいな素振りを見せていましたね。
場外に出たりパイプ椅子を使用したり、互いに猛攻を続け、ビーストマン選手は石川選手をコーナー下に座らせ、大量の蛍光灯を持たせます。
そこへビーストマン選手が頭から体当たり!!
ただ巨人が降ってくるならまだしも、間に蛍光灯が確認できるだけで4本もあります。改めて見ると、怪我をしない訳がありませんね。
※以下流血写真です。苦手な方はご遠慮ください。
ビーストマン選手に体当たりされた後、しばらく横たわっていた石川選手。その間しきりにビーストマン選手が腕を気にしていたんですよね。おそらく蛍光灯の破片を傷口から取り出そうとしていました。それに気を取られてよく見ていませんでしたが、石川選手の腕もものすごいことに…
大変な怪我を負いながらも全くそれを感じさせない動きで、試合を続ける石川選手とビーストマン選手。実際、帰宅して写真を確認するまでここまでひどい怪我をしているとは思っていませんでした。デスマッチファイターの意地と覚悟を感じました。
試合は膝蹴りwith蛍光灯→片エビ固めで石川勇希選手の勝利。(大日本プロレス公式サイト引用:https://bjw.co.jp/result/r2024-07-15/)
とんでもない試合を観てしまいました。
試合から数日後のライブ配信の中で、30針近く縫ってキャリア史上1番の怪我だったとおっしゃっていましたが、あんな状態で試合を続けられるのは人間の我慢強さの範疇を超えています。なぜ?その覚悟はどこから来ているの?
引退してしまうのに、もっと石川勇希選手を知りたくなってしまいました。
何かを好きになった時、必ずいつも「もっと早く知りたかった」と思うのですが、今回ばかりは余計にそう思わざるを得ません。ただ、過去を変えることはできないので、引退前に石川勇希選手の試合を見ることができたこの貴重な機会に感謝し、2024.7.15の思い出を忘れないよう、このnoteに認めました。
引退まであとわずかですが、応援しています。
素晴らしい試合をありがとうございました!
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