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ぼっち・ざ・ろっく!の山田リョウはなぜ僕を魅了したのか? 〜その長所だけを挙げてみよう〜
こんにちは。
MM Yamadaです。
今日は「ぼっち・ざ・ろっく!」のキャラクター、山田リョウの魅力について語りたいと思います。
僕と山田リョウの邂逅
僕が山田リョウを知ったときは、ぼざろ一期アニメが放映されてしばらく経ったときであり、流行にはやや乗り遅れる形で後から乗っかった形です。ほかの主人公格三人にはあまり共感しなかったのですが、山田リョウだけは一瞬で気に入ってしまいました。というより、僕は人と共感することにある種の危うさを感じているので、ちょっとやそっとの共感ではあまり心を動かされることがありませんが、山田リョウは違いました。
「こいつは僕自身の写し絵だ。」
とさえ思いました。それは一つ前の記事で少し触れたのでそちらを読んでみてください。
さてさて、山田リョウとはいかなる人物か。ちょっと見ていきましょう。
山田リョウ、そのいびつなキャラクター造形
山田リョウはどうもコミックス連載開始当初はややマイルドなお嬢様キャラとして想定されていたようで、現在のようなギャグ描写は控えめでした。
コミックス3話より後は、時として「クズ」と見なされるようなマイナス要素が極端に足されて、現在のようなギャグキャラクターとして定着しています。
これは今現在の目で見ると、TRPG等で見られるような「行き過ぎた長所のカウンターウェイトとして途中で欠点を足した」のではないかと僕は思っています。
今回はあえて山田リョウの長所だけに焦点を絞って語ります。
山田の長所は以下のとおりです。
・医者を父に持ち、音楽に秀でた母を持つ生粋のお嬢様
・中〜上流階級の育ちらしく、クラシックの素養があり、その他音楽全般に詳しい
・バンドの担当楽器であるベースのほか、ヴァイオリン、クラシックギターも弾きこなす(家にエレキギター、キーボード、別荘にピアノもあるのでこれらも弾ける可能性が大いにある)
・コーラスが得意で、その気になればヴォーカルもできるようだ
・結束バンドの作曲担当(作曲理論に秀でているのみならず、作曲ソフトも使いこなしている)
・自分の創作能力にはある程度の自信があり、堂々としていることが多い
こと音楽に関しては、作曲やコーラスもこなしたベーシスト、クリス・スクワイアもびっくりの多才ぶりです(言い過ぎ?)。
クラシックの素養がある点は、1960年代後半~1970年代序盤に流行した音楽ジャンル、プログレッシブ・ロックのアーティストの出自を思わせる点であり、山田自身もピンク・フロイドなどその手のジャンルを好んで聴いているふしがあるため、意図的にプログレ方面に突っ走ったキャラとしてそういう背景を設定されたのかもしれません。
また、コミックス4巻では別荘でバンドメンバーの前でクラシックギターの腕前を披露します。このシーンが非常に格好良いので、ぜひアニメ化が望まれるところです(音楽付きで聴いてみたい)。
![](https://assets.st-note.com/img/1719385708451-SdliR2xmRU.jpg?width=1200)
これらの音楽的な多才ぶりに加え、性格面でもいくつかの長所が挙げられます。
・孤独であることをものともせず、基本的に物怖じしない
・度胸が座っているのか天然なのか、お化け屋敷でもひとりだけまったく動じなかった(ただし、状況によっては極度のビビりになるなど、例外もある模様)。
・リーダーの虹夏ちゃんが精神的に参ってしまうなど、バンド全体が危機に瀕した時にみんなを鼓舞する、不動のナンバー2
・独りが好きだが、心を許した相手には面倒見がよい
などなど、いい面だけを挙げれば本当に枚挙が暇がないのです。孤独を愛し、心に静かな創作への炎を燃やすサブリーダー、それが山田リョウの一面だと言えます。
まとめ(欠点にはあえて触れない)
最後に金銭的にルーズだとかどうのこうの、雑草を食べているとかどうのこうの、という欠点も挙げたほうがいいかなと思ったのですが、それらはさんざんネタにされているので僕が今更挙げるまでもないかなと思いました。
アニメ(一期)や映画前編のみでは見えてきにくい点も多いかなと思ったので、ぜひコミックスも読んでいただきたい作品ですし、今後の展開が気になるところです。
それでは、また。