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けふこ洋裁日記 10月前半

近況



昼間はまだ暑くて夏服がしまえず、サマーウールの5分袖ワンピースで出講しています。このワンピースは冬場にはセーターと重ねて着る予定です。
日中が1980年代の夏なみに暑いのに夕方6時には暗くなるのは解せません。

相変わらず繁忙期でぜんぜん縫えていません。学校に行けば楽しくお仕事させていただいているのはよいのですが、もしかしてまた今学期も2月まで縫えないのではないか。せめて巻きスカートとアトリエコートは縫いたい。寒くなる前に完成させたい。そしていおっとしたコートに着手したい。

クリスチャン・テツラフさんのヴァイオリンリサイタル(紀尾井ホール)はよかった。ロックスター風の長髪をくくったテツラフさんが夾雑物のいっさいない磨き抜かれた技で宇宙を感じさせて雄弁なバッハやクルタークやバルトークを弾く。中年の星。また来日されたらぜひ聴きに行きたい。弦楽器のリサイタルは客席がそこはかとなくハイソな感じなのも味わい深いです。

杉崎製作所さん(yeeさん)の作品お渡し会に行ってきました。
同じ柄でも別色別意匠でクライアントによって個性が際立つのがじつにたのしい。染織のお話もたのしくうかがってきました。
お誂えをお願いしたのは「巡るね」柄(漢方食材柄)の黒地にシルヴァー線の生地でスタンドカラーのロングシャツです。よいポリエステルならではの光沢が滑らかで美しく時間帯と光線によって柄の見え方が変わるたのしみがあります。さっそく着ています。内なる徳の高い魔法使いがよびよせた服だと思えてきました。スカートを合わせればエレガント、トラウザーズを合わせると端正になるのでこれからのコーディネートの幅がとても広がりそうで楽しみです。次回はトレンチコートをお願いする予定で資金をとりわけておきます。

とうとう歌のレッスンを再開しました。高橋美千子さんにお稽古をお願いしました。今回の課題は楽器としての自分の身体を鍛えておいて、歌いたい歌を探しておくことです。とてもべんきょうになりました。これからがたのしみです。次回は年末です。

掲載情報


国立民族学博物館の『月刊みんぱく』8月号の「ぱくっと!フィルめし」コーナーに「ロンドンのユダヤ人街ならではのひとりめし」を書きました。ウェブで読めます。こちらをどうぞ。
https://www.minpaku.ac.jp/research/publication/column/gekkan
『月刊みんぱく』8月号の特集は客家です。11月に入ったら民博に客家展と吟遊詩人展をゆっくり見に行きます。

登壇情報


10月20日の弥生神社講座は専門どまんなかのあたりの話をします。今回は配信で行いますのでぜひどうぞ。Peatixで申し込みできます。
https://peatix.com/event/4143004/view

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