けふこ服飾計画 鞄事情2
以前にこの記事を書きました。その後のお話です。
通勤トートバッグなど
武蔵野台地と多摩丘陵上で生活する人になってしまったので、なにかと帆布トートバッグで通勤しがちです。ルートートの帆布トートバッグで通学していた院生以来です。
西荻窪のパフェ屋Typica3周年パフェトートはすてきだ。
Typicaさんいつもありがとうございます。
パフェとカレーが月に一度の楽しみになっています。
トートバッグは軽ければ軽いほどいい。
何枚あってもいい。ついミュージアムものは買ってしまいます。
布も確保したので時間が取れれば自分でもポーチとセットで縫いたい。
帆布用の糸と針が必要です。ミシンがあったらもっと速いでしょう。
通勤用トートバッグについて友人知人から情報を集めています。
一澤信三郎帆布をお勧めされました。お値段とサイズが手頃、帆布を手縫いする手間を考えたら確かに京都のお店からお取り寄せした方が早いかもしれない。一度京都の実店舗に行って実見して考えたい。
ロンシャンもお勧めされました。
これまで「みんながもっているもの」を持つのにたいへん抵抗感がありました。ティファニーのオープンハートネックレスがもうれつに流行っていたころ、お値段的に微妙に手が届かなかったのを「みんながもっているものをもたない主義なの」と言って自分をごまかしたことは青春の心残りです。
ロンシャンのトートバッグも、カラーリングしだいでは同僚と被る可能性がこれまでにあって、今まで避けていました。
実際に試着して定番と言われる理由がよくわかりました。
なにしろ軽いし、シンプルな構成ながらトートバッグに求めるものがすべて入っているし、肩にかけたときに全身のバランスを邪魔しない。なによりたためるのは強い。
ハンドルも鞄と同色のレ・プリアージュ グリーンが私には合っていそうです。
選択とコーディネイトしだいでは定番のよさがかえって映えるでしょう。
汎用性の観点から紫と迷ってまず黒(L)を入手しました。
さっそく機内持ち込み用に使います。ぬいぐるみたちも入ります。
2wayトップハンドルバッグも魅力的でした。検討リストに入れます。
シーズンルックのテーマ設定にもウィットが利いているし、ヨーロッパ外でのシーズンルックのヴェルニサージュでも同じようにお茶目なセンスが輝くのも良い。
黒いショルダーバッグ/ハンドバッグ問題
貯金と投資をする必要のあるお年頃になってしまったので、気長に三年計画で探すことにしました。
ハイブランドのものをもろもろ見学に行きました。見学に行くときにはそのアイテムを持つ服で見に行くとよいことも学びました。たしかにハイブランド製品のなかには磨き抜かれた意匠からくる存在感と説得力を備えたアイテムがあって、じっさいに持ってみると相性次第ではコーディネートに輝きと力が加わることもわかりました。
ボッテガ・ヴェネタの皮を編んだバッグやグッチのキルティングレザーバッグのユーモアと力強さもまざまざと感じました。
ハイブランドのものをひととおり試着して見聞すると、まだ定番の型になるには至らないハイブランドオマージュ品の着想源がわかるようになってきます。着想源を一度見たらやはり着想源には着想源ならではのよさがあることに気づきます。もろもろの理由でオマージュ品を選ぶとしても、それをもつ意義が自分で納得できるかどうかはとてもだいじです。
あきやさんが「鞄は自己紹介」とおっしゃるのも、自問自答ガールズの皆様が妥協しない理由も事情もたいへんたいへんよく理解できます。
まだまだ探し続けます。
(つづく)