きょうことみやのNZ滞在日記④:デジタル・スキル
みやの「役立ったリスト」いいね。海外旅行するときに参考になるよ。
三者三様(みや版・きょうこ版)も楽しみにしてる←プレッシャーと感じてください笑
みやの投稿に刺激されて思いついたこと。私はいろんな人をお迎えする立場だから、この立ち位置から見えてくることもある。今日はその中でも「デジタル・スキル」について書いてみたい。
こちらにきてから、4組のゲストをお迎えした(する)んだけど、キレイに年代別になってる。
① H木ご一家4人は70代前半、
② Tご夫妻は50代半ば、
③ みやときょうこの60代、
④ Rちゃんは40代(後1週間で来NZ)
① 70代のH木さんたちは、とにかくいろいろデジタルでご苦労なさった。日本にいる時も携帯は電話とLINEのみ。こちらにきて、LINE電話ができるということを知った、という状態。
まずこちらにきて、SIMカードを交換する。こちらで旅行中の宿やレンタカーの予約の確認、オークランド市街のアトラクション(All Blacks Experience,例えば)をネット予約する、情報を調べるなどなど、ガイドブックも読み込んだ形跡があるんだけど、ネットを駆使する必要があった。
日本のクレジットカードの認証番号が、日本の電話番号に送られてしまうのでSIM交換してしまったこちらの電話では確認できない、などなどとにかくデジタルでつまづくことが多く、特に初日3日ほどのイライラは見てても気の毒だった。
そしてGoogle Mapsに驚嘆の声があがっていた笑。
私もできる限りお手伝いしたけど、何せ私もすごく精通してるわけでもないから「サクサク」進められるわけでもない。
このご夫妻、フランスやイギリスにも留学したり、ほとんど毎年海外に旅行しているので語学力ネイティブ並み・海外経験も豊富。それにも関わらず、NZが少しデジタルの面で進んでいる(=多用している)・それもコロナ禍の期間にそれがかなり加速した、ということが如実に出たような気がする。
ただし、最初の3日でデジタルのセットアップが整ってからは好調だった。こちらの車にはナビがなく、携帯でナビ代わりにするんだけど、左折する時にはその前にどの車線にいたらいいかまで教えてくれるから便利!などと、使いこなせるまでになった。
H木さんご本人からは「家族で、人生初といっていいほど、優雅でのんびりと楽しい時間でした」、妹さんからは「楽しいだけでなく、今後の生き方についてもヒントになった旅行でした」とのお言葉をもらえた。そして、究極には「今回の旅の一番の収穫はデジタルの力がついたことかしら」とおっしゃってた。ある程度必要性に迫られないと身につかないのだろう。でも、終わりよければ全てよし。
② 50代のご夫妻はデジタルにも慣れていらっしゃるようで、私が事前にSIMカードの交換についてお知らせすると、eSIMカードなるものがあるのでそれにします、とのお返事をもらった。
私にすると、SIMカード交換というなんと便利になったか、という感動があったので、「カード交換不要」という時代になったことを教えてもらったことになる。
こちらにいらっしゃって検索するのもスマホでサクサク、という感じで、次の旅行地の宿も上手に探してらっしゃったし、オークランドでのワイナリー見学も日本語ガイドさんに連れて行ってもらって、オーガニックワイナリーツアーを楽しんでらっしゃった。「情報通」というかデジタルを通じて情報を得るのが上手い、と思った。
Uberは日本では規制があるから使ったことがない、とおっしゃったのでダウンロードだけお手伝いすると、あとは早速お使いになり「便利!」とその利便性を最大活用なさっていた。
③ みやときょうこ。デジタルに関してはみやが「やってみる!」という態度を見せてくれたので、Uberで車予約したり、電話も日本の通信会社のものを使ったり、できた。私にそれほどできるだろうか。みやのお母さんががおっしゃっていたように「情報が漏れたら。。」みたいな怖さがあって、私は躊躇することが多い。
けど、私たちの年代って、なんとかデジタルの波にしがみついていかなくちゃいけないギリギリの世代な気がする。これからどんどんいろんな仕組みが変わっていくだろうし、「好き嫌い」だけでは生きていけない。
「やらなくちゃ・使わなくちゃ」いけない状況、ぷらす「やってみよう」という態度が必要、と私も振り返ることができた。
④ 今週の土曜日に到着するRちゃんは40代。事前の質問も入るけど、自分でどんどん準備している様子が伺える。「日帰りの日本語ツアーを探してるんですけど」と聞かれたので、こちらの知り合いに聞いて得た情報を、Rちゃんは日本にいながらすでにゲットしてツアー予約まで終えていた。初日もスカイタワーでバンジージャンプをするらしくその予約もバッチリらしい。
電話も今月は国際電話かけ放題の契約にしました、私のNZの電話番号を教えてください、との連絡も来た。これはどういうシステムだろう?Rちゃんからまた新しい情報が得られそう。
さて、まとめとして何を言いたいかというと、私調べだけど、年代別で明らかにデジタルに対する知識や「慣れ」が違う、ということ。個人個人の自由とはいえ、これからの時代、デジタルについていっているか・否かで私たちの生き方や得られるサービスや情報がすごく異なってくる、ということを目の当たりにした。
英語力と同じくらいデジタル・スキルが必要になってる時代なんだと実感する。もう少ししたら、自動翻訳の性能があがって英語力はなんとなる時代がもうすぐそこまできてる。そうすると尚更デジタルスキルの必要性の比重が重くなってくる。
もちろん誤情報などが入ってきてるから、尚更慎重にならなければいけないこともデジタル・スキルを身につけるという面から大事だし。
私も億劫になりがちだけど、なんとかついていかなきゃな、と決意を新たにすると同時に、ゲストさんたちのデジタルのニーズやスキルも様々なので私も得られる情報が多いことがありがたい。