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未婚パートナー証明書でドイツに入国②

さて、私は以下の流れで進めており、1〜4について前回はまとめました。
今回は続きです。

【ドイツ入国までの流れ】
1. 在日ドイツ大使館に確認
2. 利用予定の航空会社に確認
3. 必要書類を揃える
4. 航空会社に提出→航空会社からドイツ連邦警察へ書類提出
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5. 在日ドイツ大使館に確認
6. PCR検査を受診
7. チェックイン
8. 渡航、ドイツ現地の入国審査で書類を提示


5. 在日ドイツ大使館に確認

4で渡航できるという証明は獲得しました。
次なる関門は、PCR検査。このご時世、渡航するに当たって必要になってくると思われますが、費用が高い。英語の証明書発行となると、尚更です。そこで本当に必要なのか各方面に徹底的に問い合わせ😇

在独日本大使館のサイトを見ると、
「検疫措置に関しては,2月5日現在(2021年),引き続き日本はリスク地域に指定されておりませんので,登録義務(デジタル入国登録(DEA)),検査義務,10日間の隔離義務はありません。」と記載がありました。

更に、在日ドイツ大使館へ問い合わせました。
在独大使館の情報は2月5日となっていたので、私が出発する2月中旬でも同じ状況なのか問い合わせ。答えは「2月5日と同じ状況」との返事。

次に利用する航空会社の規定を確認。
私が利用したのはカタール航空ですが、ドーハで乗り換えする便でした。
カタール航空のサイトには、乗り換えだけの乗客は検査の義務がない、というような記載がありました。(2021年2月当時)
更に私は、カタール航空日本支店にも電話で確認しました。そこでの回答は「渡航先の国の規定に準ずる」というようなものでした。

つまり、
ドイツは日本に検査義務を課していない=カタール航空へも提出義務はなし。

さぁ、これまでを踏まえると、PCR検査を受けなくても渡航できることになります。が、
結果から言うと、PCR検査は必要でした。

実際に私は直前までPCR検査を受けるか迷っていました。
ドイツでは空港で無料でPCR検査を受けられると言う話もあったので、到着してからでいいじゃないか、と思ったりしました。
しかし、私は今回こそは飛行機に乗りたい!また飛行場で泣くのはごめんだ(泣いた話は別記事で)。ということで検査代で安全を買おうと決めました。そしてこの決断をして本当に良かったのです。


*現在は、陰性証明書の提示が義務になったようです。(2021年3月30日より)

以下、在日ドイツ大使館のwebサイトより↓

2021年3月30日より原則として航空機を使用してドイツに渡航するすべての旅行者(トランジットを含む)は、旅行開始前に新型コロナウイルス(Covid-19)検査の陰性証明書を提示する必要があります。この措置は出発国を問わず適用されます。ただし6歳未満の小児、および航空機の乗務員は適用対象外です。陰性証明書は出発前に航空会社へ提示する必要があります。


6. PCR検査を受診

さて、証明書はドイツが規定する「ドイツ入国前48時間以内に受検した陰性証明書」となるのですが、私のフライト時間は約22時間、しかも出発が夜の22時半。逆算して残りの26時間以内に、となると出発の前日に検査を受けるというのがむずかしい、、、。では、なるべく出発の直前に受けるのが良いだろうと判断しました。成田空港発の便だったので、成田空港にあるPCRセンターで受けることにしました。

このPCRセンターですが、絶対に絶っっ対に予約しましょう
私は別日に、空港のPCRセンターに駆け込み、検査を受けようかと思ったのですが、「予約のない方は46,500円いただきます」と言われました。た、高い、高すぎる、、、、
ちなみに成田空港発の便を予約している人だけ受けられます。
検査の予約を事前にすると32500円(消費税込・陰性証明書料金込)で受けられます。これでも十分高いですけどね。もちろん英語の証明書です。国によって書式がる場合は、持参すればそれを使ってくれるとのことでした。

予約時間ですが、自分の飛行機の出発前にチェックイン開始時間に間に合うようにする必要があります。私が利用したカタール航空には「出発の3時間半前には空港に到着していてください。」と書かれていました。つまり22時半初の便に乗る私は19時には証明書を持っている必要があります。
PCRセンターのwebサイトには「受付から最短2時間で証明書発行」みたいなことが書かれているのですが、今回私は予約したのに証明書発行まで約4時間かかりました。これも前回駆け込んだ時に職員の人に言われたのですが、「今の時期大変混み合っていて4時間はかかると思ってください」とのことでした。これはwebサイトには書かれていないので、もし予約しようと思う方は、絶対に PCRセンターに電話して何時間かかるか聞いてから、予約時間を決めることをおすすめします。

私の予約は14時にしたのですが、かなりはやく空港に着いてしまい時間を潰していました。ですがそれを後悔するくらい、予約していたのに受付にも時間がかかりました。予約している人もそうでない人も同じカウンターに並んでいること、カウンターの人がほぼ日本語でしか対応していないので外国籍の人には時間がかっている、というのが理由でした。
やっと私の番になったときはすでに14時半ごろでした。搭乗予定の便の時間を確認し、「4時間ほどかかりますけど大丈夫ですか?」というのと、「もし陽性反応が出たら出発できないし、自力で(公共交通機関を使わずに)空港から帰ってください」と最後におどshi..、いや、念を押されました。その後はカルテのようなものを記入し、血圧と体温を計りました。そして鼻に長ーい綿棒を突っ込まれました。めちゃくちゃ痛かったです。

カルテ記入後に少し待ちましたが、検査自体はあっという間に終わりました。証明書は4時間後の18時半ごろに受け取れる、とのことでしたが、実際には18時過ぎには受け取りできました。
結果待ちの間、気が気じゃなかったです。出発前1週間はほぼ他人と接触していなかったですが、症状がなくても陽性が出ることがあると言う話もきいていたので。

結果は陰性でした。よかった〜!

ちなみに、成田空港第二ターミナルの売店などは軒並み閉じていました。営業していて食べ物を買えるお店は、スタバとセブンイレブンと牛丼屋くらいでした。成田空港ご利用の方で現地で食事する際はご注意ください。

7. チェックイン

さて、陰性証明書を手にし、成田空港のチェックインカウンターのある階に移動。
私の便は予定より早く離陸するとの変更が、電光掲示板に出ていました。チェックインカウンターはそれに合わせて、早めに開いていたようです。

カタール航空のチェックインカウンターには、このご時世ですが結構チェックインに来ている人がたくさんいました。特に中東系の10人ぐらいの家族を3世帯くらいは見ました。

チェックインが私にとっては緊張の瞬間でした。ここで飛行機に乗れるか、乗れないか決まります。早く安心したかったので、早々にチェックインの列に並びました。

カウンターでパスポートと、未婚パートナー証明書を提示。
職員の女性の方は、「事前にメールにて確認させていただいる件ですね、一応こちらでも書類を確認させていただきます。」とのことで、証明書類を慎重に確認していました。やはりあまり証明書での渡航者の扱いに慣れていないようで、他の職員の方に確認しながら進めていました。きっと事前に書類提出していなかったら、大変なことになっていたんじゃないかな、と思いました。ドイツ連邦警察からも返事をもらっていたのはかなり心強かったです。

「ドイツに行かれる方は、記入していただく書類があります。取って来ますね」と別のカウンターへ行ってしまった職員さんの背中を見ながら、頭はプチパニック。そんな書類のことは調べていても出てこなかったので、焦りました。デジタル入国登録(DEA)は日本人は必要なかったはず、、、。(2021年2月当時)

が、
「すみません、その書類はもう必要なくなってました」
えぇーーーーーー。
もうやめてよ〜と言いたくなりましたが、黙りました。

チェックイン時にはやっぱり陰性証明書が必要
空港職員:「PCR検査の陰性証明書をお願いします。」の一言。

実は、私は陰性証明書が本当に必要のか、まだ疑ってましたので、最初に提示していませんでした。職員の方は、さも当然のことであるかのような言い様でした。
カタール航空のサイトには、乗り換えだけの乗客は検査の義務がない、というような記載があったことはさきほど触れましたが(2021年2月当時)、どうやらそんな簡単なことではない様です。私は心底「検査受けといてよかった〜〜〜」と思いながら、黙って検査結果を差し出しました。

「ではこちらの書類にサインしてください。」
と、さらに別の用紙を差し出されました。

それにサインすることで、簡単に言うと「検査結果陰性と証明された乗客を航空会社は載せたので、もし現地で陽性反応がでたとしても、航空会社は責任を負いません」的な内容に同意することになるようでした。
私はそれにサインしました。サインしなきゃ飛行機乗れないですからね、、。

さて、荷物も計量し、問題なくチェックインが終わりそうだなと思ったところで、

「では、ブダペストまでのお荷物お預かりしますね!」と言われ、

私は「えっ!」と思わず叫びました。

私はベルリン行きだったのですが、どうやらカタール航空は同じチェックイン時に複数の行き先の便があったようで、職員の方も混乱してたのでしょう。
荷物につけるラベルにはちゃんと「ベルリン」と書いてあったのですが、言い間違えたようです^^;

こうして、ちょっとひやりとする体験がありながらも、無事チェックインできました!

このご時世、どこの航空会社も渡航者の渡航目的と、陰性証明書をもっているか、全員に対してとても念入りにチェックします。観光目的で旅行できた時より何倍も時間がかかると思って、早めにチェックインカウンターに行くことをお勧めします。

8. 渡航、ドイツ現地の入国審査で書類を提示

約22時間のフライトを終え、最終関門の入国審査に向かいます。
男性よりは女性の審査官の方が話をわかってくれるかなと思い、女性の列へ。

入国審査は時間がかかる
やはりこの新型ウィルスのためか、いつもよりも入国審査も念入りです。私の前には3組くらい旅行者がいたのですが、待ち時間長かったです。

書類とパスポートを差し出し、「パートナーに会うために来ました」と伝えました。そしてPCR検査の陰性証明書も提出。審査官は「あ、そう。」という感じの対応でさらっと陰性証明書を見ていましたが、あまり重視しているようではなかった、という印象でした。未婚パートナー証明の書類はかなり念入りに確認され、ここでも他の審査官に見せたりしながら確認をしていました。ですがパートナーとの関係について質問されることはなかったです。
最終的に、バンッとパスポートにスタンプが押され、「Have a nice day~」と言われて、晴れて入国できました!

彼とは1年ぶりの再会!ほぼ毎日ビデオコールしてはいましたが、やっぱり同じ空間にいて、同じ空気吸ってるっていうのは違う!笑 
彼に息できないくらい抱きしめられて、ああ、頑張ってドイツ来てよかったなぁ、と思いました。

この記事が遠距離恋愛中の誰かのお役に立てたら幸いです。


入国後の注意点

ベルリンはFFP2マスク着用必須
渡航前に彼に言われたのが、絶対にFFP2マスクを持ってくること。
ベルリンではバスや電車の公共交通機関、スーパーやショップを利用の際にはFFP2マスクを着用しなくてはいけません。つまり、空港からの移動の際にすでに必要になりますので、日本から1枚は持参することをおすすめします。
ちなみにベルリンでも現在なら新しいマスクは普通にドラッグストアなどで購入できますので、空港からの移動用として1枚あれば最低限安心です☝️
(*私が到着した当時は医療用マスクも可でしたが、FFP2マスクのみ可に変わりました。)

公共の場ではFFP2マスク着用必須なんですが、、公共の場じゃないところでは、ほとんど誰もマスクしてません、笑 公園にも結構たくさん人がいますが、誰もマスクしてません。ここが日本とは大違いですね〜。私は人が密集してなくて、外ならマスクはしなくてもいいじゃないかと思っていたので、ベルリンは暮らしやすいです。ご参考までに。


参考記事

今回の未婚パートナー証明を使っての入国前に見つけた、mihoさんという方のnoteです。とても参考になり、勇気をもらいました。ありがとうございました。


未婚パートナー証明での入国後について

私は元々新型ウィルスが蔓延する前に、ベルリンで大学準備ビザを申請して生活する予定でした。このビザだと2年間滞在できます。
未婚パートナー証明書を使っての入国では、90日間以内の滞在しかできません。
この90日間の間に、はたしてビザの申請をすることができるのか?、というのが入国前から疑問ではあったのですが、結果ビザ申請できました!
すでに仮ビザが発行され、今は本ビザが届くのを待っているところです。このビザの申請の経緯についても次回以降にまとめたいと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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