ロッテ益田直也、NPB史上3人目の150セーブ-150ホールド

千葉ロッテマリーンズの益田直也(32歳)がNPB史上3人目となる「150-150」を達成した。

益田直也、NPB史上3人目の「150セーブ・150ホールド」


益田直也は6月10日、ZOZOマリンスタジアムでの横浜DeNAベイスターズ戦、1-1の同点で迎えた9回表のマウンドに上がり、無失点に抑えた。その裏、ロッテがサヨナラ勝ちはならず、延長戦に突入、益田は10回のマウンドには上がらなかった。
試合はロッテが3-2でDeNAに敗れたが、益田には今季5ホールド目が記録されると同時に通算150ホールドに到達した。


益田直也、「NPB通算150ホールド」は史上10人目


今年4月26日の西武戦(PayPayドーム)で、福岡ソフトバンクホークスの又吉克樹がNPB9人目の通算150ホールドを達成したが、益田は又吉に次いでNPB史上10人目。

益田は2021年9月8日、対オリックス戦(ほっともっと神戸)でNPB史上17人目となる通算150セーブを挙げた(なお、通算577試合での到達は、江夏豊に次いで史上2番目に登板数を要している)。

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「NPB通算100セーブ・100ホールド」は6人だけ

NPB通算で100セーブ以上を挙げている投手は、森唯斗まで34人いるが、そのうち、NPB通算100ホールドも同時に挙げている投手は6人しかいない。

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上原浩治は前人未到の「日米通算100勝・100セーブ・100ホールド」

なお、上原浩治(読売ジャイアンツ、MLB)は日米通算で133勝、128セーブ、104ホールドを挙げ、史上初の「100勝・100セーブ・100ホールド」を達成している。

益田直也の次に「NPB通算150セーブ・150ホールド」を達成しそうなのは?


次に「NPB通算150セーブ・150ホールド」を達成しそうな投手は、先日、6月2日のDeNA戦でNPB通算200セーブを挙げた平野佳寿(オリックス)で残り4ホールドで150ホールドに到達する。
続いて、森唯斗(ソフトバンク)にも可能性がありそうだ。

森は2020年10月11日、ロッテ戦(PayPayドーム)でセーブを挙げ、NPB史上34人目の通算100セーブ、NPB史上6人目の「100セーブ・100ホールド」に到達している。

「通算100ホールド」を逃した通算最多セーブ・岩瀬仁紀

「100セーブ・100ホールド」に到達できず惜しかったのは通算最多セーブ(407セーブ)の記録を持つ岩瀬仁紀(中日ドラゴンズ)である。
岩瀬は新人の1999年、2000年、2003年で「最優秀中継ぎ投手」を獲得している。これはNPB最多タイ記録となっている。
岩瀬は1999年から現役生活が始まり、1999年から2004年までの6年間、中継ぎとクローザーで354試合に登板しており、通算28セーブを挙げているが、その間、通算ホールド数はカウントされていない。
従って、岩瀬のホールド数は2005年から数えて通算82ホールドに留まっている。
もし、岩瀬のキャリアの最初の6年間に、「ホールド」が導入されていて通算成績にカウントされていれば、NPB史上初の「100セーブ・100ホールド」のみならず「150セーブ・150ホールド」、あるいは「200セーブ・200ホールド」にも到達していた可能性が高い。

「最優秀中継ぎ投手」は2005年からセ・パで選考基準を統一



NPBでは1996年のシーズンから、セントラル・リーグでは、リリーフポイント(RP)数による「最優秀中継ぎ投手」として表彰、パシフィック・リーグでは、旧ホールド数による「最多ホールド投手」として表彰してされていた。
2002年よりセ・パともにタイトルの名称が「最優秀中継ぎ投手」となっており、その後、2005年よりセ・パともに「新ホールド数+救援勝利のホールドポイント数」による選考基準に統一されている。

益田直也の次の目標は「通算200セーブ・150ホールド」


益田直也は通算200セーブまであと32セーブと迫っており、藤川球児に次ぐNPB史上2人目の「200セーブ・150ホールド」も視野に入ったきた。
だが、これは前述の通り、平野佳寿のほうが先に到達する可能性が高い。




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