プロ野球通算本塁打数の年齢別推移
「百聞は一見にしかず」という。
文字や数字で見せられてもなかなかピンと来ないが、グラフや図でビジュアル化するとよく分かる場合がある。
Flourishというグラフ作成サービスがある。
https://flourish.studio/
会員登録すれば、無料でも様々な種類のグラフをビジュアル化できるものだ。
例えば、Twitterなどで、あるデータ同士の経年変化を比較するような場合で、棒グラフが伸びてきて、順位が入れ替わる、という動的なグラフを見かけたことはないだろうか?
あれはこのFlourishが提供するグラフを使ったものである。
僕もこのサービスを発見して、「これは使える!」と思ったので、早速、やってみた。
NPBの打者が打った通算本塁打数を年齢ごとに比較してみた。
・MLB移籍した日本人選手についてはMLBで記録した本塁打も含む。
・現役引退した選手は通算244本塁打以上(68人)、現役選手は通算200本塁打以上(11人)および村上宗隆(ヤクルト)のみ。
(但し、スペースの関係で各年齢において上位25人までしか表示させていない)
以下のURLをクリックすると、グラフを見ることができる。
このグラフを眺めていると、こんなことが一目で分かる。
・王貞治(史上1位)は年齢別にみた通算本塁打数で26歳以降、ずっと首位。
・清原和博(史上5位)は25歳までは王貞治を上回るペースで本塁打を放っていた。
・大杉勝男(史上10位)は30歳までに放った本塁打数で6位であった。
・掛布雅之(史上32位)は30歳までは野村克也(史上2位)を上回るペースで本塁打を放っていた。
・松井秀喜(史上7位)は27歳で清原和博を上回るペースで本塁打を放った。
・松井秀喜は33歳までは野村克也を上回るペースで本塁打を放っていた。
・落合博満(史上6位)が年齢別にみた通算本塁打数上位10位以内に入ったのは42歳から。
・山本浩二(史上4位)が年齢別にみた通算本塁打数上位10位以内に入ったのは35歳から。
・門田博光(史上3位)が年齢別にみた通算本塁打数上位10位以内に入ったのは40歳から。
Flourishでは、Excelのデータさえあれば誰でもこんなグラフが作れるので、ご興味のある方はチャレンジしてみてください。