【1978年6月14日】張本勲、野村克也を抜いてNPB最多安打記録を更新
1978年6月14日、読売ジャイアンツの張本勲が、後楽園球場で行われた阪神タイガース戦、ダブルヘッダー第1試合でNPB最多安打記録を更新した。
張本は前日の6月13日、同じく後楽園球場での阪神戦で先発の古沢憲司からシーズン10号本塁打を放って、野村克也(当時、ロッテオリオンズ)が持つ通算安打2827本に並んでいた。
巨人が6-7と1点ビハインドの9回二死走者なしの場面、この日、打順4番に入った張本に5度目の打席が廻った。
張本はここまでノーヒット。
張本は東映フライヤーズでかつてチームメートだった、阪神3番手の江本孟紀と、この日、3打席目の対戦となったが、江本の投じた球を捕えると、打球はライト線へ。
自身通算2828本目の安打を放って、とうとう野村克也(当時、ロッテオリオンズ)の通算安打数を超えた。
“張本勲と王貞治、二人で同じ日に野村克也の「日本記録」を超える 翌6月14日、張本は後楽園球場で阪神とのダブルヘッダーに臨んだ。”
張本は1979年オフに巨人を退団し、ロッテオリオンズに移籍、1980年のシーズン開幕から安打を積み重ねた。
5月28日、本拠地の川崎球場で行われた阪急ブレーブス戦で山口高志から、ついに日本球界で前人未到の3000安打を放った。
しかも、この節目でもやはりホームラン(シーズン6号2ラン、通算495号本塁打)で決めたのである。
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