加藤豪将、NPBデビューから8試合連続安打、ドラフト制以降新記録

北海道日本ハムファイターズの加藤豪将(28)がNPBデビューから8試合で4発のホームランを放つなど、「逆輸入メジャーリーガー」としての実力をいかんなく発揮している。

加藤豪将、故障で出遅れも、NPB初打席で初安打

加藤豪将は昨季、ニューヨーク・メッツ傘下の3Aシラキューズに所属していたが、昨年のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから3位指名され入団した。
加藤は内野手のレギュラー獲りを期待されたものの、春季キャンプでは右人差し指を骨折、さらに開幕直前の3月中旬に右腹斜筋肉離れのため戦線離脱し、開幕には間に合わなかった。
5月上旬から二軍戦での出場を経て5月25日に一軍に初昇格を果たした。
昇格当日の5月25日、対福岡ソフトバンクホークス戦で「6番・セカンド」で先発起用され、NPBデビューを飾った。
NPB初打席では、ソフトバンク先発のジョー・ガンケルからセンター前にヒットを放って、初安打を記録した。

加藤はNPB出場4試合目となった5月31日の対東京ヤクルトスワローズ戦では3回二死の場面、ヤクルト先発の市川悠太とこの日、2度目の対戦となったが、フルカウントから打った打球はライトスタンドに飛び込むソロホームラン。
さらに第3打席目も市川からまたもライトスタンドに放り込み、2打席連続となるソロホームランを放った。
その日は、エスコンフィールドで初めてとなるヒーローインタビューも受けた。

デビューから8試合連続安打はドラフト制導入以降では最長

加藤はその後、6月3日、東京ドームでの対読売ジャイアンツ戦まで出場した7試合ですべてヒットを放ち、デビューから7試合連続安打をマーク、ドラフト制以降では2018年の清宮幸太郎(日本ハム)と並ぶタイ記録となった。

加藤は6月4日の対巨人戦でも第2打席目にセンター前ヒットを放ち、8試合連続安打として、清宮を抜いて新記録をマークしている。

4戦4発で長打力もアピール

さらに、加藤は5月31日の対ヤクルト戦で1試合2発を放ってから5試合連続で長打を放っており、6月2日・3日の対巨人戦でも東京ドームで2試合連続でホームランを放つなど、長打力もアピールしている。

ドラフト制開始以前も含め1962年以来、61年ぶり新記録なるか

なお、ドラフト制導入以前だと、1962年、東映フライヤーズの新人、青野修二(立教大学)が4月7日、大毎オリオンズとの開幕戦に「2番・セカンド」で先発出場し、1安打を放つと8試合連続安打をマークしている。

加藤は次の試合で青野の持つ記録を抜いて正真正銘のNPB新記録となるか、注目したい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?