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僕の大失敗から学んでほしい~婚活事業編~

みなさんこんにちは税理士法人MMI営業企画部起業コンサルそうすけです。
本日は第二段となりました恥ずかしい恥ずかしい僕の事業失敗談をお伝えしたいと思います。今回は『婚活事業編』この失敗談についてお伝えしていきます!

まず婚活事業を始めるきっかけとして、その以前いに僕は本を何冊か出版しているんですね。この出版やメディア露出の失敗談はまた別の機会にお話しますが、その本の中で恋愛に関する本がありました。
ジャジャン『愛され女子50+❤のルール』

心理学などを基にした本なのですが、実はこれが少し売れてた・・・という前提があります。
それをきっかけに大手の結婚相談所から講演やセミナーの開催のお話を頂いたのが婚活事業の始まりです。

この事業に関しては、スタートから失敗というより、一度かなり儲けさせて頂きました。しかしその後にやはり失敗するのです・・・。

今回も失敗目次として・・・


第壱失敗:有頂天と勘違い

今回は成功の話からさせて頂きます。冒頭でもお話しました大手結婚相談所からのオファーを頂き、数々のお仕事をさせて頂きました。定期的なセミナー、婚活ツアーへの同行、婚活パーティーの司会進行、コラムの執筆、婚活ドラマのモデル、相談所会員様への個別相談…等々

本当にたくさんのお仕事を頂きました。各地方に支店がある大手なので月に何本も定期的なセミナーをさせてもらい、特に婚活ツアーにアドバイザーとして同行させて頂いていた時などは北は北海道から南は九州まで毎週末どこかの地方に行かせていただきました。更に婚活ドラマのモデルにもなりました・・・そのドラマの役名が婚活マスターだったことから、自分でも婚活マスターと名乗るようになり、数千人の婚活している人たちに指導教育してきました。

はい・・・ハッキリ言って当時の僕は有頂天でした。
調子に乗ってましたね!(笑)

しかしそれは勘違いで・・・後々分かるのですが、僕の力ではありません。全て大手結婚相談所の力です!!!!

確かに!以前お伝えしたVRIO分析で言えば・・・
V)価値として、僕は心理学を応用し婚活支援ができました。
R)希少性で言えばマッチングビジネスは多様にありましたが、独身者を結婚できるように教育するビジネスはまだ希少でした。
I)模倣困難性は、講演や講師力、トーク力は長年の経験によるものなので、模倣も困難です。
O)組織力は大手と提携したので、それを活かす組織力にも恵まれました。

・・・と、一見、VRIO分析的には上手くいっているように見えますが、落とし穴がありました。

それが第弐失敗 流行の終焉です。

ここで教訓『上手く言っている時こそ、外部環境を予測し次の戦略を練っておく事!』です!

第弐失敗:流行の終焉 

上手く行っているようにも見えた婚活事業も問題点が2つありました。まず1点目がこの流行の終焉です。こちらも以前の動画SWOT分析でみていくと、外部環境の『脅威(Threatスレット)』に打ち勝てなかったのです。当時は社会が地方創成や地域活性化、地方の少子高齢化に力を入れていた社会的背景がありました。

地方の婚活に自治体予算がかなり割かれていた時代です。この時はSWOT分析的には『機会(Opportunityオポチュニティー)』だったのです。

しかしそのブームも去ると、それはあっという間に脅威に変わります。大手結婚相談所も地方事業から撤退します。下請けである僕などは簡単に切られてしまいます。

第一失敗でも述べましたが、その好調期はいったい誰の力なのか?驕り高ぶりは足元をすくわれます。

ここでの教訓『流行に乗った商売は、流行が終われば終わってしまう』です。

第参失敗:強硬理念ふたたび 軽視されたニーズ(理念が強すぎニーズを無視)

二つ目の落とし穴になりますが先ほどのVRIO分析の、そもそも1つめの資源の価値valueがなかった!ということに最後まで気づけなかったことです。
つまり本当はニーズがなかったということです。

婚活において、お客様は結婚したい独身者です。独身者の求めるものは出会いであり、学び人間性を高めるなんてことに問題意識も興味もありません。そもそもニーズが無かったのです。

主催者である地方自治体や大手の担当からは『大切な事だ!』と僕の提供するプログラムを喜んで頂きましたが、婚活をしている当事者たちは別に求めていないというのが事実です。

ブームであった時は、自治体が予算を使い参加者は無料です。しかしいざ婚活当事者たちに料金がかかるとなると、事業が成り立つほどの料金設定ではお客さんは来ません。

そうなって初めて婚活者への教育は需要が少ないということに気づいたのです。つまり資源にそれほど価値はなかったということです。

この話の場合、自治体がお客様(つまりお金を支払う人が自治体)の時は価値バリューがあったのですが、途中でお客様が婚活当事者になると価値がなくなってしまったんです。

おまけに大手の土俵に乗っかり、あたかも自分の教育は人気があるなんて勘違いをしていましたが、そこで、うつつを抜かしてしまったのです。
その時に自分でSNSなどを使いインフルエンサーになっておくべきだったのです。

少々話はそれますが、世の多くの人は『何を言っているか?』ではなく『誰が言っていることか?』に興味を持ちます。その“誰”になっておくべきだったのです。

教訓『誰の力で、何の力で儲けさせてもらったのか?自分の商品の価値を客観的に正確に把握しておく!ターゲットは誰なのかを明確にしておく』

第肆失敗:同じことを繰り返す?

今回の場合、以前の学習塾での失敗やそれ以前の失敗から、もう同じことを繰り返すまい!と思っていました。実は大手と組んで景気のよい時にも、『これがずっと続くわけではない。大手から切られた時のために自分の会社でも続けていくために準備しておかなければ・・・』と考え行動しました。

そこで始めたのが、婚活者向けのスクールです。いわゆる塾です・・・
はい、僕はまた同じことを実は繰り返していたのです。

第三失敗が全てを物語っていますが、ニーズを考えていなかったのです。たとえ婚活当事者への根本的な改善が大切なことでも、それは自分が売りたい物であり、ターゲットの困ったの解決にはなっていないのです。

モテるテクニックとでも称していれば多少よかったかもしれません。しかしド直球しか投げられなかった僕が称したのは、『幸せな結婚生活を送りたいなら人間性の向上が大切』だったのです。

婚活者には刺さりません。だって求めているのは幸せな結婚生活以前に出会いなのですから・・・

ここでの教訓です『過去の過ちを知るには、なぜダメだったのかの客観的に分析しておくこと、そしてそれが自分の本位とは外れるものでも商売をしていきたいのなら受け入れる事』です。

まとめ

それではまとめたいと思います。
たとえ儲かっていても有頂天になってはダメ!どうして儲かっているのか?何の力が大きいのかを冷静に分析しないと勘違いしているかも・・・!流行に乗っているだけかもしれない・・と謙虚に受け止め次の戦略を常に練っておくこと、そのためにはニーズを常に意識しておくこと、過去の過ちから学ぶためには『なぜ上手く行ったのか?なぜ上手く行かなかったのか?』を客観的に分析しておきこと!

というわけでありがとうございました。もしこの記事が役に立つなと思って頂けましたらフォロー&スキの方よろしくお願いいたします。Twitterもしているのでよろしければフォローの方よろしくお願いいたします。TwitterのDMで相談なども随時受け付けておりますのでご遠慮なくご相談ください。それではまた次回!税理士法人エムエムアイ営業企画部の起業コンサルそうすけでした!


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