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「新しい薬ほどプラシーボ効果が高い」の嘘

【薬は新しいほど効く】

 「できるかぎり、新しくできた治療法を利用すべきだ。まだ効力があるうちに」。この洞察力に富んだ言葉を遺した人として、19世紀から20世紀初頭にかけて生きた、少なくとも6人の内科医が挙げられている。その中には、ジョンズ・ホプキンズ大学のウィリアム・オスラー卿(1849年~1919年)も含まれている。この言葉がよく知られ、たびたび医学文献に引用されている事実は、それが至言である証拠だ。実際に、新薬は発見されてから間もない、まだ人々の期待が高まっているうちは著効を示すことが多い。時間がたつにつれて、その多くはしだいに効力が薄れていく。10年も20年もたつと医師はその効力をさほど評価しなくなり、だんだん使わなくなってしまう。なにが変わったのか?薬そのものやその薬理作用は変わらない。考えられるのは、薬効に対する医師側(および生産者側)の信念の低下と、二次的に起こる患者側の信念の低下しかない。新薬に対する信念が薄れていくにつれて活性プラシーボとして働く力が弱まるのだ。薬の直接的作用を包み込んで燦然として輝いていたプラシーボ反応の光が消えると、本体だけがひとり残され、急激に魅力を失うのである。 アンドルー・ワイル〈人はなぜ治るのか〉より

✔️【真相〈新薬でも普通に副作用で死亡する〉】

 その話が本当なら、イレッサの副作用で何百人もの死亡者が出たのはなぜなのでしょうか?

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 分子標的薬のイレッサは「従来の化学療法剤に見られるような副作用のない夢の薬」という宣伝文句で登場した薬でした。

 本当に登場間もない新薬に強力なプラシーボ効果があるのなら、イレッサで治療を受けたがん患者たちが死ぬはずありません。

 ちなみに薬害イレッサ弁護団によると、発売後1年間で294人が亡くなったそうです。


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