コンノケンイチのブラックホール否定論を読解できない山本弘
❗❗この記事の結論──山本弘のコンノケンイチブラックホール否定論へのツッコミは、「アタマ大丈夫?」というレベルのものである。
メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。
キヨシ──懐疑論者の大学生。
キヨシ 山本弘さんは『トンデモ本の世界』の中で次のようなことを言っています。
キヨシ メシアさん、これに対してなにか反論あります?
メシア 反論もなにも、山本さんは相変わらずコンノさんの主張を無視しまくっているので、呆れることしかできないね。
キヨシ は?どういうことです?
メシア コンノさんがブラックホールをどのように否定しているのか?
コンノさんの『ホーキング宇宙論の大ウソ』から引用しながら説明する。
アインシュタインが重力理論を発表した数ヶ月後、ドイツの天文学者カール・シュバルツシルトが重力場曲率の解を発表。
それによってブラックホールは物理学者たちの現実的な論点となった。
しかし、ブラックホールは仮想的なものであり、宇宙のどこにも存在しないと思われる。
まず素朴な例えとして、太陽が自己収縮で圧縮され、シュバルツシルトの限界値をも超え、光さえ脱出できないブラックホールになったとする。
実はシュバルツシルトの解そのものにも、アインシュタイン方程式のc定数という矛盾があるのだが、《正しい》という前提で話をすすめる。
実験室で再現すると、太陽は自己収縮するにつれてシュバルツシルトの限界値に近づき、それを超えると空間に溶け込むように存在が消滅してしまう。
天体がブラックホールと化すと、なぜ空虚な穴と化すのか?
天体はあくまで凸となる物質塊であり、なぜブラックホールになると凹と化すのか?
次に光さえ脱出できない天体なら、その天体からは重力も脱出できなくなるはず。
光さえも脱出できない天体からは、なにものも脱出は不可能。
ましてや虚無の宇宙空間に、ポッカリと黒い穴が視覚化されるわけがない。
ホーキングはこの矛盾をトンネル効果でつじつまを合わせようとしているが、そんなもの数学的な知的遊戯でしかない。
……以上、これがコンノさんの主張なんだ。
山本さんのツッコミが「アタマ大丈夫?」というレベルのものであることがわかってもらえたと思う。
キヨシ うぅ……。