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「新型コロナの致死率2%」の嘘

【独り歩きをする「2%」という数字】

 新型コロナの致死率2%━━これはコロナの女王・岡田晴恵や、コビナビの帝王・峰宗太郎といった自称・専門家たちが主張している数字で、You Tube大学の中田敦彦や論破王ひろゆきなどが鵜呑みにして拡散している数字としても知られています。

 致死率2%━━ということは100人中2人が死んでしまうということであり、日本列島をコロナの恐怖に陥れた悪魔の数字と言っていいでしょう。

 が━━この「2%」という数字には、実は様々なトリックが存在するんです。

【人によってまちまち】

 まず、医療ジャーナリストの鳥集徹の計算では、2%ではなく1.6%だそうです。

 また、東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎の計算では1.5%だそうです。

 このように人や計算の仕方によってまちまちであり、2%という数字がぜったい正しいというわけではないのです。

 ところで、岡田晴恵と峰宗太郎にはちょっと失礼ですが、実績的にも能力的にも、彼らが藤田紘一郎に及ぶとはとても思えません。よって藤田紘一郎が出した1.5%が1番正解に近いと思われます。

【陽性者ベース致死率にすぎない】

 「2%から1.5%に減っただけであり、コロナが恐ろしいものであることに変わりはないではないか!」という声が聞こえてきそうですが、ご心配なく。なぜなら1.5%というのはあくまで、PCR検査で陽性と診断された人たちのみをベースにした数字にすぎないからです。

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 たとえば「デッドボールをぶつけられる確率90%」と言われて怖いですか?

 怖くないはずです。なぜなら「デッドボールをぶつけられる確率90%」というのは、あくまで野球をやっている一部の人たちのみの話にすぎないからです。 

 それと同じように「新型コロナの致死率1.5%」というのも、あくまでPCR検査で陽性と出た一部の人たちの話にすぎないのです。

【デタラメの極地のPCR】

 さらに……

 ……これらの記事でも説明しているのですが、PCR検査はデタラメの極地です。したがって実際の陽性者ベース致死率は、0.数%くらいだと思われます。

【人口ベース致死率】

 ところで、日本全国民1億2000万人をベースにした致死率は、いったい何%くらいなのか気になりますか?

 前述の鳥集徹の計算によると、2020年の人口ベース致死率は……なんとたったのわずか0.003%だそうです(36万人に1人しか死んでいない)。

 「新型コロナとは100人中2人が死んでしまう恐ろしい感染症なのだ!」というデマにだまされてきた人たちが、1人でも真実に目覚めてくれることを祈っています。

【まとめ】

 ●致死率2%とは、デタラメなPCR検査による陽性者をベースにした数字にすぎない。

 ●人口ベース致死率はわずか0.003%にすぎない。


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