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「放置が手術より利益があるというエビデンスはどこにもない」の真相

【タスキギー梅毒実験】 

 医療倫理の大切さを物語るうえで、このような話があります。1972年、「ニューヨーク・タイムズ」紙が伝えた、衝撃的なニュースです。1946年頃から、梅毒感染にはペニシリンを使用することが標準治療とされていました。それにもかかわらず、米国アラバマ州メイコン群タスキギーにおいて、梅毒完成したアフリカ系米国人の自然経過をみる実験が1970年代までの40年間にわたって行われ、見過ごされていたことが発覚したのです(タスキギー梅毒実験)。この報道によって世論からの批判が殺到し、国際的に医療倫理に対する配慮が一気に広まったわけです。

 「放置が手術より利益がある」というエビデンスは世界中どこにも存在しないのに、早期胃がん患者さん全員に、現在の標準治療ではなく放置を推奨する近藤誠氏のふるまい。それとこの事件との違いは果たしてどこにあるというのでしょうか。 大場大〈東大病院を辞めたから言える「がん」の話〉より

✔️【手術が放置より利益があるという証拠こそどこにあるのか?】

 手術が放置より利益があるという証拠こそどこにあるのでしょうか?

 近藤誠はそれを訊いているのですが……?

【エビデンスがないなら手術はしないほうがいい】

 手術でがんが治るエビデンスがないことは大場大も認めています。

 その一方で、手術による後遺症や合併症は頻発している。

 それなら手術はしないほうがいいのではないでしょうか?

【まとめ】

 ●手術が放置より利益があるというエビデンスこそない。


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 日本人の3人に1人がかかると言われる国民病のがん。しかし、手術、抗がん剤、放射線の標準治療は大変危険なものなのです。がん食事療法をぜひご検討ください。

がん治療論争!大場大vs近藤誠編 目次へ


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