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コンノケンイチのことを《アホ》だと思わせようとする山本弘の手口

❗❗この記事の結論──山本弘はチェリーピッキングを使って、コンノケンイチをおとしめようとしている。

メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。

リネンちゃん──メシアの弟子。

リネンちゃん SF作家の山本弘さんはと学会の『トンデモ本の世界』の中で、異端のサイエンスライターとして一世を風靡したコンノケンイチさんのことを次のように紹介しています。

 現代日本における疑似科学者として最も有名なのは、なんといってもコンノケンイチ氏であろう。

 「空間物理研究家」を自称するコンノ氏は、自分が宇宙の謎を解明したと思い込んでおり、アインシュタインやホーキングといった一流の学者の説を、ことごとく間違いだと決めつけている。ファンも多く、著書を出すたびに何十万部も売れ、すっかり徳間書店のドル箱スターとなった感がある。(中略)

 では、アインシュタインやホーキングに真っ向から挑戦するコンノ氏の宇宙論とは、いったいどのようなものなのか?1991年に出た『ホーキング宇宙論の大ウソ』(徳間書店)を中心に紹介していこう。

 第一に、コンノ氏は宇宙が膨張しているという説を否定する──正確に言うなら、膨張していることを理解できない。(中略)

 コンノ氏は「ビッグバン(宇宙膨張)を証明する直接的な証拠は何ひとつ存在しない」と言う。ビッグバン理論の最大の証拠である3K背景輻射や、ヘリウムの存在比については、あきれたことに、「宇宙のあまりの広大さからいっても……ビッグバンの強力な傍証になるとは私にはとても思えない」と、あっさり切り捨ててしまっている!

 第二に、コンノ氏はブラックホールの存在を否定する──というより、ブラックホールの概念が根本的に理解できない。(中略)

 第四に、コンノ氏は高等数学を否定する(=理解できない)。宇宙の真理は高等数学など使わなくてもわかる単純なものであるはずだ、というのがコンノ氏の信念だ。

 これについては、疑似科学者の奇説・怪説を集めた『奇妙な論理』(社会思想者)の著者マーチン・ガードナーは、的確にも「もちろん筆者はそういう数式を理解できないので、自然はいつも簡単な数学的法則に従うのだと主張することによって自分の無知を合理化するのである」と書いている(欧米にもコンノ氏みたいな人は大勢いるのだ!)(中略)

 コンノ氏の哲学を要約するなら、「私に理解できないものは間違いだ」ということであろう。理解できないのは自分の勉強不足のせいだとは思いもしないのだ。

メシア これだけを読むと「コンノって人、ただのアホなの?」と誰もが思うことだろう。

 では次にコンノさんの『ホーキング宇宙論の大ウソ』の196、197ページの文をかなり長くなるけど引用する。

 「光線もやはり時空の測地線(筆者註、最短距離)をたどる。この場合にも、空間の湾曲のために、光は空間の中では直線的に伝わるようには見えなくなる。つまり一般相対論は、光は重力場によって曲げられると予測するのである。たとえばこの理論の予測では、太陽に近い点の光円錐は太陽の質量(筆者註、重力)のせいで内側に少しすぼむことになる。そのため、遠方の星からくる光がたまたま太陽の近くを通るようなときには、小さな角度ではあるが屈折し、地球上の観測者にはその星が違った位置にずれて見える。言うまでもないが、ある星からくる光がつねに太陽の近くを通るとすれば、光が屈折しているのか、それともその星が現に見えているような方向にあるのが、われわれには区別できない。しかし、地球が太陽のまわりをめぐっている間に、いろいろな星が太陽のうしろを通るように見え、その光は屈折させられる。これらの星はそのために他の星に対する相対的な見かけの位置を変えるのである。

 この効果は普通、見るのがとてもむすかしい。太陽の強い光のために、天空で太陽の近くに見える星は観測が不可能なのである。しかし、日食で太陽の光が月にさえぎられると観測が可能になる。光が屈折するというアインシュタインの予測は、1915年にはただちに検証できなかった。第一次大戦の最中だったからである。やっと1919年になって、イギリスの調査隊がアフリカ西部で日食を観測し、光が理論の予測通り太陽によって屈折(筆者註、1.75度)することを示した(中略)光の屈折はその後の観測によって精密に確証されている」(中略)

 ホーキングは「太陽が有する高質量のため光は屈折するとのみ説明しているが、「空間物理」の立場から補足説明すると、

 「太陽が有する高質量(高重力)のため周囲の空間は歪み、そこを通過してくる星の光は曲げられ、地球から観測すると実際の位置より星はズレて見える」となる。

 ご注意いただきたいのは、ホーキングがいう「ある星から来る光が常に太陽の近くを通るとすれば、光が屈折しているのか、それともその星が現に見えているような方向にあるのか、われわれには区別できない」という点である。

 このことは、「われわれには歪んだ空間を通ってくる星の光を観測しても、その位置に実際に星が存在するのかどうか区別できない」と言っているのだが、これは大変なことを意味している。

 知っての通り、宇宙に存在するのはわれわれの太陽だけではない。われわれひとつの銀河系だけでも恒星(太陽)の数は1000億個、その銀河でさえ宇宙には1000億個以上も存在する。この膨大な天体間を縫って地球に到達する遠方の星の光は、あらゆる大小の空間の歪みを通過したあげく、やっと地球で観測されるわけである。


メシア いかがだろうか?

 この文を読めばコンノさんが、大変頭のいい人であることがわかると思う。

リネンちゃん そうですね。

 ただ、難しすぎて私にはよくわかりませんが……。

メシア ちなみにコンノさんは山本さんと同じ高卒ではあるが、国立大学に合格している人なんだ。

リネンちゃん そうなんですか。

メシア またコンノさんは『ホーキング宇宙論の大ウソ』の34ページで、アインシュタインの言葉をやさしく説明したりしており、専門用語で煙に巻く人でないことも伝わってくる。

リネンちゃん では、山本さんのあの書き方はなんなんですか?

メシア 山本さんはまともに戦ったら勝ち目がないため、都合の悪い部分を無視&隠し、都合のいい部分だけを抜き出してねじ曲げ、コンノさんをおとしめようと印象操作をおこなっているんだ。

リネンちゃん サイテーですね。

メシア では次から山本さんのコンノケンイチ批判を、1つ1つ具体的に検証していこうと思う。

🌏このnoteをと学会に笑い者にされながら他界した偉大なる空間物理研究家、故・コンノケンイチ氏に捧ぐ。

と学会初代会長・山本弘の本にとりあげられた私の超極秘ネタを大公開!

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