「動物性食品に含まれるヘム鉄は体に悪い」の嘘
【“ヘム鉄”に要注意】
✔️【真相〈ヘム鉄が腸に害を与える証拠はない】
飽和脂肪酸とコレステロールが実は体にいいものであることはほかの記事で説明したので、この記事ではヘム鉄の真相について書きたいと思います。
ヘム鉄は「腸に直接害がある」という俗説があるのですが、そのような証拠は一切ありません。
しいてあげるなら「カルシウム欠乏のマウスとラットにヘム鉄を与えたら、前がん病変を誘発する可能性が示された」という研究があるだけです(CPR.2011)。
しかし充分なカルシウムをマウスとラットに与えれば、ヘム鉄が腸にダメージを与えることはないと考えられています(EBM.2017)。
【冠状動脈疾患のリスクが高まる原因はヘム鉄ではなく……】
ヘレン・ムーンという医師によると、ヘム鉄をとると冠状動脈疾患のリスクが高まるそうですが、船瀬俊介は論文などの情報ソースを明示していません……。
ところでよく読むと最後に「ハンバーガー」という言葉が出てきます。
ハンバーガーが大変体に悪いことは、ヴィーガン派も糖質制限派もどちらも認める事実です。
冠状動脈疾患のリスクが高まる原因は肉ではなく、ハンバーガーなのではないでしょうか……?
ちなみにポール・サラディノによるとヘム鉄は、人間の生理にとてつもなく貴重な栄養素だそうです。
【まとめ】
●冠状動脈疾患の犯人はヘム鉄ではなく、ハンバーガーだと思われる。
●ヘム鉄は有害ではないどころか、貴重な栄養素である。
日本の国民病の1つである糖尿病。しかし標準治療は大変危険なものなのです。糖質制限による治療をぜひご検討ください。
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