僕のカメラを選ぶ基準について。
カメラを買い換える際、少し前まではスペック表を見比べて、公式が上げている画像を穴が空くほど見て、レビューを何件もはしごしてました。
まあ大体の方がそうだと思います、モノによりますが安い買い物ではないですからね。こだわりもありますし。
でも、10年ほど前のデジタルカメラ(FUJIFILM X100)を気まぐれに中古で購入し、写りを見たとき驚いたんです。
いや、全然きれいじゃないか、と。
確かにAF遅いし、挙動のもっさり感も否めない。
でも、仕事で使うわけじゃない。
人間、気づくと「不便」を「愛着」に置き換えたりするものです。
都合がいいんです。
そうなると選ぶ基準はただひとつ。
それはもう見た目です。
シャッターチャンスはいつ訪れるかわかりません。
目に焼き付けたい、記憶だけじゃなくて記録にも残したいから僕らはカメラが必要なんです。好きなんです。
見た目がお気に入りだったら常に持ち歩きたくなりませんか。鑑賞したくなるほど惚れ惚れするフォルムだったりもしますがカメラは道具です、使ってなんぼ。首から下げてるだけでテンションも上がります。
僕がこれまでテンションのあがったカメラを少し紹介させてください。
・FUJIFILM X-Pro2
このクラシカルな佇まい。
丸型レンズフードとの相性バツグンです。
・Nikon 35Ti
絞り・露出・撮影距離などが針でくるくる回るんです、愛おしい。
(所持していたものは初期の針位置がずれてしまっていたんですがそれすら唯一感があって好みでした)
現時点で見た目が気になってるカメラも紹介させてください。
・sigma fp
削ぎ落としたシンプルさ。潔さがたまりません。
・FUJIFILM X-E4
前機種のE3からグリップが外され、フラットになった点が好みです。
こう並べると、箱感のあるカメラが好きなのかもしれません。
小さな箱にギュッと詰まっているのを手に持った時に感じられるのがいいですね、お弁当箱的な。
以上、とても私的なカメラを選ぶ基準についてでした。