FROZEN HOLIDAY 縣千さん
ローストチキンをかき鳴らす縣千…？
わたしはスマホを眺めながら首を傾げた
こんにちは。みみです。
2023年12月1日に満を持して初日を迎えた雪組公演
Winter Spectacular
「FROZEN HOLIDAY（フローズン・ホリデイ）」
－Snow Troupe 100th Anniversary－
作・演出は野口幸作先生。
固めの文章で言葉を紡ぐ事も考えましたが、やはり私なりの感想や気持ちをありのまま伝えたいのでいつも通りのテンションで縣さんのお話をしていきます。
第1章 FROZEN HOLIDAY
－Prologue－
S3D FROZENHOLIDAY D
華やかな映像と共に始まるプロローグ。
100周年を迎えるFROZEN HOTELのエントランスホールにてウェルカムソングを歌うべくホテルの支配人FESTIVEに扮した彩風咲奈さん。
を取り囲む雪組の上級生男役さん。
野口先生…(泣)
85期生 奏乃はるとさん
91期生 透真かずきさん
92期生 真那春人さん
94期生 久城あすさん
95期生 桜路薫さん
95期生 天月翼さん
今の雪組を築き上げてこられた上級生の皆様がウェルカムソングを担当された事が本当に嬉しかったです。
各チームに分かれて登場される皆様。
まだかまだかと待ち続けていたその時。
チキチキ
FROZEN HOTELから聞こえるはずのないスクラッチ音と共に突如登場されるWINTER JAZZ DJ。
そもそもとしてWINTER JAZZ DJってなんやねんという疑問は頭から捨て去りオペラを構えた。
スチールが出た時あんなに騒いだのに。
違うそうじゃないと頭を抱えたのに。
格好良い…
野口先生！？という気持ちが瞬時に、
野口先生〜♡♡♡に変わりました。
人間とは本当に身勝手な生き物ですね。
銀世界で踊り明かそう
WINTER JAZZ
ガタガタ ギャタギャタ
体を動かせば
たちまち素敵なメロディー
聞こえてくる
シュビドゥビダバダバダバダ
夢見心地 そこはまるで
WINTER WONDERLAND
透け感のあるサングラスを掛けながらノリノリで歌い上げるDJ縣さん。
楽しいなぁ…
私はこの日ほど縣千さんのファンで良かったと思った日はない。
とにかく役の振り幅が広すぎる
この世界観にDJ…？と本来であれば首を傾げてしまうが縣さんが歌い踊ればそんな疑問は頭から吹き飛ぶ。
みんなを一瞬で笑顔にしてしまう。
そうだ縣にはDJをやらせようと思いついた野口先生がまず凄いけど。
それをやってのける縣さんの表現力。
DJのことよく知らんけど動きがDJだった
そう思わせる役の解釈と洞察力。
縣さんは本当に凄い方だなと改めて感じました。
S4 FROZEN HOLIDAY I
各チーム紹介後、彩風咲奈さんと夢白あやさんが運命の出会いを果たしプロローグは終盤へ。
下手からステップを踏み登場されるDJ縣さん。
銀橋で揺れてる時の笑顔がかわいい。
というか揺れ具合がイケイケで最高にチャラい。
個人的にお隣に音彩唯ちゃんがいるのが嬉しすぎてニヤけが止まらない。
CITYHUNTERコンビが永遠に大好きなのです…
FROZEN HOLIDAY
冷たい風に吹かれても
FROZEN HOLIDAY
心はずっと温かいから
歌詞が温かくて心に染み渡るプロローグ。
野口先生ありがとう。
ENJOY！
心から楽しもうと満面の笑みが溢れたプロローグでした。
第2章 GETTING READY FOR WINTER
－冬支度の手ほどき－
S6〜S7 CHRISTMAS CAROL MEDLEY
クリスマスメドレーの最中。
突如として現れるローストチキンを持ったDJ縣さん。
「き〜ぃよし〜 こ〜のよ〜る〜」
こんなにも入ってこない「きよしこの夜」を聞いたのは初めてである。
初日のレポで「ローストチキンをかき鳴らす縣千」という目を疑うワードがあったのだが、実際にこの目で見ても目を疑うビジュアルであった。
「ロ〜ストチ〜キンかぶ〜りつき〜」と歌いながらローストチキンにかぶりつくジェスチャーをする縣くんがむちゃんこかわいい。保護したい。
その後上手に移動する縣さん。
和希そらさんが歌われている時に両手を胸の前で組んで祈りながらゆっくり前進してるのミサになってて可愛い。
朝美絢さんが歌われている時に愛すみれさんとアイコンタクトしながら「ふぅ〜！」ってノリノリな縣くん可愛い。
とにかくずっと可愛い
夢白あやちゃんのケーキに見立てた白いドレスを飾るためにローストチキンを杏野このみさんに預ける縣さん。
ルパリのカンカンコンビ大好きなので嬉しかったです。
杏野さんが縣さんに「はいっ」って返す時の笑顔が天使なのでぜひ見てください…
ウィシュメリで再び銀橋に現れる縣さん。
チキン持ちサングラス贔屓なんてもう二度と見れないので目に焼き付けました。
海坊主の時のサングラスよりもお目元が透ける仕様なので気合い入れてオペラグラス使用したら見えます！！！
はぁ。ほんと夢かと思った。
第3章 WINTER JAZZ
－恋の手ほどき－
S8 WINTER WONDERLAND
暗転後流れるイントロ。
下手で振り向きざまにサングラスを外すDJ縣さん。
え、口説かれた？
あれはずるい演出だと思いました。
そろそろ外して欲しいなぁと思ってたら外れるサングラス。
そのまま始まる銀橋歌唱。
格好良すぎて恋する乙女が続出してしまう。
いいぞWINTER JAZZ DJ ！！！
S9〜S10 WINTER JAZZ MEDLEY
縣さんが格好良いのでもうなんでも良くなってきた頃始まるダンスバトル。
ここから各チーム少しずつお衣装が変わってくるのですが本っっ当に可愛い。
雪組のお衣装といえば加藤真美先生。
毎回最高を更新してくる加藤先生のお衣装が大好きです。
愛しすぎるクックズ4人がセンターに出てきたタイミングで上手に移動するWINTER JAZZ DJ。
まな板でにんじんを切ってるかのような動きをされながらルンルンで上手に移動されていくので可愛すぎて悶えてます。
ダンスバトルの最中一旦捌ける縣さん。
あれ、もういらっしゃらないのかなと思っていたら下手からしれっと登場されるDJ縣さん。
わたしは心の中で叫んだ。
WINTER JAZZ DJ 黒ver…！？
天才だ。なにもかもが。
黒い帽子に輝く「AGT」の刺繍。
ドレッドヘアに白ver.の時には無かった金のビーズが付いてるのでおそらくウィッグごと取り替えてるのだと思うとあまりにも早着替えすぎて驚きしかない。
※追記
帽子に金のビーズ付いた少量のドレッドヘアが付いててそれを上から被ってるのかな？気になります…
(白ver.にもビーズ付いてました〜！盲点！)
黒ver.のお衣装で楽しそうに踊る縣さんのお姿が本当に格好良くて終始目を奪われた。
個人的にこの黒ver.のお衣装が大好きなのでもっと長い時間見ていたかったなと思いました。
第4章 CHRISTMAS HOLIDAY
S12C WHITE CHRISTMAS
夢白ちゃんがホワイトクリスマスを歌いながら銀橋渡りをされるタイミングで下手から現れるクリスマスの紳士に扮した縣さん。
かっっっっっっっわいい…！！！
縣さんのサンタクロース姿。
声にならない悲鳴が止まらない。
この世からかわいい以外の言葉が消えたのかと思う程、私はかわいいしか発しなくなった。
ニッコニコで踊る赤サンタ縣さん。
多分生んだ(生んでない)。
S13 FROZEN HOLIDAY
彩風さんと夢白ちゃんの場面が終わった後、ロゼットを持って上手から登場された縣さん。
なんかロゼット大きくね？
本当に同じロゼットか疑ってしまう程のお顔の小ささに驚きを隠せないままロゼットを構える主。
そしてそのまま縣さんは上手の客席降りへ。
コロナ禍を経て客席降りへの耐性が0になったのでタカラジェンヌさんが近くにいらっしゃる事に動揺を隠せないままロゼットを振り回してました。
もはや振り忘れたわ。
ロゼットを振る縣さん。かわいい。
S14 WINTER SNOW
朝美絢さんにロゼットを預けてスタンバイする縣さん。
楽曲は超特急さんの「WINTER SNOW」。
イントロで決めポーズする縣さんが突然イケイケなお兄さんになって先程のギャップにときめきがとまらない。
「イルミネーション」の歌い方が可愛くてキュンとくるので必見です…
そしてそのままサビへ。
「Honey Honey 3.2.1…」
「SMILE！！！！！！」
一瞬で上がる体温。
私はここで驚きと共に溢れる涙を抑えられなかった。
ルパリでの「オニバー！！！」の時も感じた事なのだが、私は全身に血液が駆け巡るほどハッとさせられる縣さんの掛け声が本当に大好きだ。
あの掛け声を聞いただけで縣さんが全身全霊を懸けて舞台に立っているのがひしひしと伝わってくる。
様々な気持ちを抱えながら舞台に立つ縣くんに「笑って」と言われることがこんなにも胸を締め付けられるとは。
夢白ちゃんがプロローグで歌っていた歌詞が改めて身に染みる。
「私たちは夢を売る妖精(フェアリー)」
縣さん。ありがとう。
第6章 NEW YEAR'S HOLIDAY
S16 一月一日〜連獅子
S17 花の都の宝塚
あまりにも美しい神父(エンジェル)和希そらさんの舞に心奪われ静かに涙を流していた時。
「five…」「four…」
幻聴？
突如として始まるカウントダウン。
あまりにも突然すぎて置いてけぼりにされる主。
「three…」「two…」「one…」
「HAPPY NEW YEAR〜！！！」
いつの間にか置かれている門松。
あまりにも華やかな舞台。
これは夢か？
余韻に浸る間もなく明けてしまった新年。
上手にいらっしゃる縣さん目掛けてオペラを構えた。
格好良すぎるだろ…
ようやく地毛で登場された縣さん。
オールバック気味＆左ちょいシケ。
街がひとつ吹っ飛ぶ程の格好良さにニヤけが止まらない。
縣さんの顔周りがスッキリされている髪型が1番色気があって好きだなと改めて感じました。
和と現代が融合したような衣装も相まって爽やかさと男らしさが共存したビジュアルの縣さん。
ゆるめのズボンで脚ガン開いて踊られる姿はまさに'漢'。
良い…
扇子捌きも美しくて夢かな？と思うほど心が満たされました。
見たかった縣さんの姿がようやく見れて嬉しかった。
第7章 SNOW TROUPE
100TH ANNIVERSARY
S18B SNOW FLOWER WILL BLOOM
突如として流れるピアノの音。
響き渡る彩風さんのナレーション。
雪組の歴史が映し出され始まるメインレセプション。
ODYSSEYのくだりで既に泣きそうに。
「戦争で街が焼かれて」
かなり重い歌詞だが明るく希望に満ちた曲調。
彩風さんが歌われてる時に様々な感情を抱えながら音楽に身を委ねる縣さんのお姿。
私は縣さんのダンスが世界一大好きだ。
しかし私にはダンスの知識や技術はない。
なぜ縣さんのダンスがこんなにも好きなのか。
明確な理由を言葉に出来たことがない。
きっと言葉なんていらないと思うけど敢えて言葉にするのであれば。
縣さんは自由だ
舞台の上での制約。決まった動き。
それらを忠実に守りつつも常に開放感があって。
同じ振りでも自分はこう踊りたいというミリ単位の角度や拘りが沢山詰まっていて。
それが縣さんだけの色になって客席に届いている。
この人はなににも囚われていないんだな、縛られていないんだなとこちらに感じさせる技術力と表現力。
そして並外れた舞台度胸。
このままどこかに羽ばたいていってしまうんじゃないか。
私にはそんな縣さんが眩しくもあり憧れでもあります。
腕や身体が動く驚きと喜びみたいな振りの時に有栖妃華ちゃんと目を合わせてわぁってなってたのが印象的で。
'なにか'が身体の内側から湧き上がってくるかのような振付が素敵で森優貴先生は凄いなぁと思いました。
彩風さんと夢白ちゃんの後ろで野々花ひまりさんと笑い合っているのがあまりにも良い笑顔なのでオペラ必見です。
雪組の皆様からの想い。
受け取らせて頂きました。
本当にありがとうございました。
第9章 FROZEN HOLIDAY －Finale－
S20 WHITE BREATH
聞き覚えしかないイントロ。
え？ T.M.Revolution？
疑問を他所に明るくなる舞台。
下手にいらっしゃる縣さんを見て私は震えた。
見覚えのある青のお衣装。
色鮮やかなメンバー達。
センター朝美絢さま。
雪祭男子だ…
正しくは超越雪祭男子だそう。
いつの間にか新加入したメンバーもいらっしゃりODYSSEYの亡霊と化したファンの体温が急上昇した事は会場の雰囲気から容易に察することが出来た。
「そんなんどーだっていいから
冬のせいにして 暖め合おう」
あががががが…
あがたさん…
偏差値と語彙力を同時に失う主。
そしてなにより嬉しかったのは。
縣さんの主旋に和希さんが超絶イケボでハモって下さった…
なんて贅沢。耳の潤いが止まらない。
必然的に上がる体温。多分もう発熱してた。
わっしょい言ってたあの頃の雪祭男子はどこにも居なくて。
200人くらいのキャパで騒いでてメンバーとの距離も近かったのに知らんうちにメジャーデビューして大人気になってたみたいな。
全体的に垢抜けてしもうて…
嬉しさと少しの寂しさみたいな感情になりました。
度肝を抜かれたのは縣さんの最後のポーズ。
手のひらを上に向けて右手で顔を覆い片膝立ちで流し目。
あっかん…
お母ちゃん…わい東京行くべ…
S21〜S23 人生のメリーゴーランド
フィナーレで使用されると知った日から泣いた曲。
なんてチョイス。
野口先生は天才です。
縣さんの燕尾姿。
もう私が敢えて語る必要もない程の格好良さで。
キレが凄いのに優雅なダンス。
指先まで美しくてどこまでも華やかな佇まい。
タカラジェンヌ男役縣千として生きることを選択してくれてありがとう。
舞台の上に存在してくれてありがとう。
縣さんと同じ時代を生きることが出来て幸せです。
縣さんのお相手は華純沙那ちゃん。
夢介コンビだ〜！
本当に嬉しい。ありがとう。
華純ちゃんがターンされる時の縣さんの指先の動きがまるでピアノを弾いているかのように美しくて。縣さんが華純ちゃんを操ってるかのようにも見えて素敵だったな…
縣さんが下手の先頭で片足伸ばしてしゃがむ姿勢で待機される時があるのですが、その後ろ姿が背中で魅せる男役すぎて言葉を失う美しさ。
その姿勢のまま半回転される時のターンがあまりにも鮮やかで目を疑いました。
華純ちゃんを見つけて駆け寄って抱きしめる場面。
縣さんの大きな手があまりにも繊細に華奢な華純ちゃんの身体を包み込んでいて。
あの瞬間、縣さんが1番大切にしている宝物を壊れないように抱きしめているかのように感じてそのあまりにも優しい感情に込み上げるものがありました。
第10章 FROZEN HOLIDAY
－Grand Parade－
フィナーレでようやく正統派男役なお衣装を纏う縣さん。
左肩重くない…？と心配になるほどマラボーが大きくて笑ってしまった。
ハットが似合いすぎてて素敵ですね。
たまに横にいらっしゃる朝美さんの羽根にぶつかるのも恒例行事で愛しいです。
ほとんど中止になってしまった宝塚大劇場公演。
短い期間でしたが雪組の皆様が舞台の上から送ってくださった沢山の想いやメッセージがいつも以上に心に突き刺さりました。
FROZEN HOLIDAY
この瞬間(とき)が宝物
最高のショーでした。
ありがとうございました。
おわり。
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