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「君のクイズ」小川哲
図書館のサイトで予約を入れたのが昨年の4月。年明けにようやく順番が回ってきた。2023年の本屋大賞にもノミネートされていた1冊。
物語の核となっているクイズ大会の問題を出題順になぞらえて展開していくストーリー進行は、個人的にはテンポがよく、読みやすく感じる。
テレビでクイズ番組を見たり、QuizKnockのYouTubeも観たことがあるが、クイズや早押しの裏にこんな思考があることが、興味深かった。そもそも、自分がクイズプレーヤーになる予定もないので、考えたこともなかった。
べたな感想になってしまうが、メタ思考の大切さと、どんな人生経験もムダにはならない、ということを思う。
ラストは賛否両論あるかもしれないが、今どきのリアルさを感じられるし、さらっとしていてよかったと思う。
少しだけクイズプレーヤーに近づけた気分になれる1冊。