見出し画像

好きなディズニー映画の話(俺的ベスト3)

昨今のディズニー映画に不満がある。
大いにな!
しかし最近は調子を戻そうとしているようだな?
インサイドヘッド2もモアナ2もそこそこいいらしいじゃないか。
だがまだまだだ。
まだこんなもんじゃ任天堂のヒゲには勝てないぜ。

だから俺の中のベスト3を発表することにした!

筆者について
ディズニーに関する知識レベル:初級※
※ここでのレベル基準は筆者の独断による判定です。オープンザレンジがディズニー作品だと知っているとこのクラスに該当するとしています。

では早速やっていこう。
なお評価のランクは適当である。

第3位
レミィの美味しいレストラン

ピクサーが作った2006年くらいの作品。
パリを舞台にネズミの料理人とダメダメ料理人が協力して成り上がっていく話。
ストーリーはネズミ(しかもドブネズミ)という料理界隈で毛嫌いされる生物を主人公にしたのが特徴の、美味しんぼである。

評価:好き
なんと言ってもネズミのレミィであるが、漏れなく全員キャラ立ちしてる。
ネズミのレミィは溢れる料理を披露したい願望があるが、それのために料理の才能が無い青年リングイニに協力する。
リングイニは料理の才能は皆無だが、生活するために料理の腕が必要になる。
リングイニもレミィも人間(ねずみ)らしく、互いを利用するという点での組み合わせのため、傲慢な態度をとったり、仲違いを起こしたりしながら少しずつ互いを認め合っていく様子が良い。実に良い。脚本の粗はあるが、バディものとして評価できる。
コレットというヒロインもいるが、ウェイトは2人の関係性の変化だろう。
ストーリー全体としては明るく、2人が仲違いするシーンもあるが全編楽しく見れるはずだ。
衛生面?食中毒?楽しけりゃそれでいいんだ!

第2位
くまのプーさん 完全保存版


1970年代に上映されたくまのプーが主役の映画。
100エーカーの森のイカれたメンバーと、齢5年にして悟りの境地へ至ったクリストファーロビンと一緒に楽しい時間を過ごそう。

評価:思い出補正でも好き

言わずと知れたはちみつ好きのくまのプーさんだが、実はこの作品が前年に公開された短編を再構成したものだというのはみんな知っているだろうか?俺は知らなかった。調べたら出てきたけどよく考えなくても短編集だった。
この作品は、季節に因んだ構成がされてるんだが春、秋、冬と四季の内の夏が抜けている。
大まかな登場キャラや特徴はオープニングでナレーターさんとアニメーションが約3分で見せてくれる。
プーを初めとして、ピグレット、ラビット、カンガ&ルー、イーヨー、そしてあのオウル。が最初のシーズンで登場。人気キャラのティガーはなんと追加パッチで登場してくる。
森の仲間たちの平和でほのぼのとしたやり取りをプーさんというキャラクターを知っている人達は想像するかもしれないが、本編は割とシュールなやり取りの応酬である。
完全保存版は今でもほとんどの内容を覚えているが、なんと言ってもオススメは2つ目の「プーさんと大嵐」の回である。
この作品のあらすじは100エーカーの森に秋がやってくると同時に酷い大嵐もやってくる。というものだ。
プーの友達の子豚くん「ピグレット」が良くも悪くもフューチャーされる回でもあり、森の仲間たちが俗世と離れていることがよく窺える回でもある。
気になった方は是非視聴して確かめて欲しい。
100エーカーの森が如何に哲学とウィットに富んだ世界であることがわかるはずだ。

第1位
ソウルフルワールド

2020年にサブスクリプションサービス、ディズニー+で配信されたピクサーの映画。後に劇場公開もされた。
舞台はトイストーリーやインサイドシリーズと同じく現代。主人公はなんと人間。レミーのリングイニはネズミのレミィが主人公の重きが強いので
ピクサーとしては初めての試みとなる。多分。
物語はジャズミュージシャンの夢を諦めきれず、スクールで非正規の音楽教師を勤めやり甲斐もない生徒を相手に音楽を教え悶々とした日々を過ごしているジョーが、ひょんなことから事故に合い、死と生の狭間に行ってしまう。
そこで彼が出会ったのは、なんと人になる前の魂達だった!そうここは、魂の世界、ソウルワールドなのだ!

評価:人間賛歌(ディズニー版)
まず言っておく。
これは多分子供が見て喜ぶような映画ではない。
退屈はしないかもしれないが、最たる本質がキャラクターではなくストーリー部分にある。
しかも、それなりに社会の中で生きてきて、凡そ社会における自分のポジションが分かってきた人向けの映画だ。
こいつは大人にフォーカスして作られている。
その大人という枠組みには
例えば、人生が上手くいっている人。
例えば、一生懸命努力したけど報われなかった人。
例えば、なんとなくいまの人生が違うな、なんて思ってる人。
例えば、漠然と日々を生きている人。
こんな感じのだいたいの人が該当する。
例えるなら子供も見ていいCERO:Z映画。

長々と前置きしたが、2018年以降のディズニー映画でおすすめを聞かれたら俺ならこれをチョイスする。
ただ、キャラクター映画として見るには少し地味かもしれない。
だがディズニー映画なんて所詮子供向けだろ。
と思っている方に、こんな映画もあるんだぜ。と紹介したい。


最後に。
今回は個人的なベスト3を作ってみたが、あくまで個人の感想である。
ただディズニー映画でも「ズートピア」や「ラプンツェル」や「アナ雪」といった有名作品以外にも傑作があることを強く主張しておきたい。

いいなと思ったら応援しよう!