Vol.22 ニンジャ5回目のキャブバラしで完全復活
2020年1月、キャブの取付けも4回目ともなると学習して慣れたものです。
今回はネットでよく見かけるエアクリ側ホースをベロっとひっくり返してやる方法を試してみました。
が、ホースが古くて劣化で硬いせいかうまくできず、いつもながらのエアクリボックスから押し込む作戦に変更。
今回はお湯でホースを温めて柔らかくしてからやったのでいつもより時間を短縮することができました。
それでも手の甲は擦り傷だらけになりましたが。
キャブ取付けも完了したので、W800を並べて記念撮影。
2020年3月、ほぼ完成したので、会社の先輩に紹介していただいたショップ「Zオート」さんでパイロットスクリュー調整とキャブの同調を取ってもらいました。
ここで購入したバイクではないのに親切、丁寧に対応していただきました。
店長さんからは、「年式の割に走行が少ないけど、程度からするとこのメーターはオリジナルでしょうね」とありがたい言葉をいただきました。
ショップからの帰り道、それほど大きく調子がよくなったという実感はないのですが、調整してもらったことで気持ち的にスッキリした気分で乗れるようになったことに喜びを感じつつ帰宅しました。
Zオートさん診てもらってしばらくしてから、乗ってる時になんかガソリン臭を感じ、エンジン周りを点検したところ燃料漏れを発見。キャブの2番と3番の間から燃料が漏れていました。
実はZオートさんからは2番と3番の間に燃料のにじみがあることは聞いており、しばらく様子を見てみることになっていたんです。
案の定、「にじみ」から「滴下」に症状が悪化したため、5回目のキャブバラシを決断。
実は今までのキャブバラシではひとつひとつのキャブの分解は手を抜いてやっていませんでした。
キャブをひとつひとつバラしていくと燃料供給ラインとオーバーフローラインのパッキンがボロボロになっていました。
これらのパッキンを全て交換して、キャブを元通りにして、難関のキャブの取付けです。
キャブを前方側のホースに押し込み、ホースをエアクリ側から入れていきます。
取付けもホースを湯煎して柔らかくしてからエアクリボックスの一番奥の4番から入れていきます。
2020年3月29日、キャブの取付けが完了して、晴れてニンジャに乗れることになりました。
ここまでくるまでに4年半の歳月を費やしてきました。
これからはこのGPZ900Rニンジャと連れ添っていきたいと思います。
2020年4月17日、神戸港第一突堤にて。
ありがとうございます。