気味の悪い教室
勉強は好き
学校は好き
でも100%そうではない。
かといって上辺だけ好き、でもない。
あの門を見るたび、あの門をくぐるたび、あの教室に入るたび、あの先生の授業が始まるたび、心にチクっと棘が刺さる。
私の通う某大学は全国的に"偏差値"は高い。しかしそれは、その大学の生徒のIQをそのまま反映しているとは限らない。上もいれば下もいる。私はその下だ。
入学した、のではなく
入学してしまった、大学生だ。
高校3年生の私の偏差値はその某大学に合格するのに程遠かった。確かD判定だった。しかし推薦で無事合格した。
だから、大学内で私は他の人より賢くないのだ。常にそう心に留めていようと決めた。
でも、現実は全く正反対でー
授業は、大きい教室に沢山の椅子があって真ん中の教壇に教授がいて1時間30分語る、という講義が殆どだ。
前の方には真面目な人、真ん中には友達通しで来ている人、後ろの方は…あんまりやる気が見えなさそうな人。
ーheyhey授業が始まる。後ろの方から話し声が聴こえる。教授はやんわり注意する。でも話し声が聴こえる。真ん中にいる数人の生徒が居眠りする。後ろの話し声が大きくなる。前の方のイライラがピークになる。教授が少しきつめに怒る。真ん中の居眠りしていた生徒がビックリ起きる。《repeat》《repeat》…終わりのチャイムが鳴る前にノートなどをしまい始める生徒たちyoー
幼稚園以下かよチェケラ。
私はこのぬるま湯につかった雰囲気が嫌いだ。
というより、よくわからない。
意味がわからん。嗚呼イライラする。
頭がいいとか悪いとか、そういう問題ではない。
もっと、深いようで浅いところに、決して見えない大きな悪魔があの授業には潜んでいる。
価値観、という世にも美しい悪魔が。
私の中で青白い炎がゆらゆらと、燃えている。漣のように、舟のように。
私は失望している。
どうして勉強する場で勉強以外のことを考えないといけないのだろう。
なんでこういうことを気にしてしまうんだろう。
やはり私はIQが低い。頭が悪いことは、辛い。
本当に自分勝手の頂点のような人間だとつくづく感じる。都合が良すぎる。
授業で自分が起きている時、寝てる人がいたら"なんで寝てんの、こんな面白いのに"と馬鹿にする。こんな友達いたら嫌われることは十分に承知している。
でも、それは、私は勉強が好きで、学校も好きでー
でも、私は、私を軸にしているから、それ以外のものは…ー
何言ってるんだろう。気持ち悪い。
いつも、いつもいつも、胸糞悪くなる。輪廻なんだ、これは。
私だって不真面目な時もある。寝てしまう時もある。
でも、"それはそれ"、にしてしまうのは。なぜー
ー自分に甘いから。
なんて単純な答えでは×と私は採点するだろう。
私が勉強が好き、な理由は新しいことが知れるから。
私が学校が好き、な理由はそれを教えてくれる場所だから。
"無知の知"ほど、自分に感謝できることはない、と私は信じている。
でも実際、場所と機能が一致していない。特に、この日本の大学はー
悔しい。もどかしい。
あの教室は、私の信念や理想郷を壊そうとしている。
だから、"不完全"。100%になれない。
そんな思いを胸に抱きながら、私はあの教室の戸を開ける。誰にも見えない分からない、気味の悪い教室のー
#大学 #大学生 #悩み #勉強 #ちょっと何言ってんのか分からない
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