ローマ人への手紙1:16 〜 17★2022/10/01掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】ローマ人への手紙1:16 〜 17
16 私は福音を恥とは思いません。福音は、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です。
17 なぜなら、福音のうちには神の義が啓示されていて、その義は、信仰に始まり信仰に進ませるからです。「義人は信仰によって生きる」と書いてあるとおりです。
《参考》
ロマ書のテーマ(5)
*「なぜなら」という言葉の重要性
ローマ1:16 〜 17は、ロマ書全体のテーマを提示。
「なぜなら、福音のうちには神の義が啓示されていて、その義は、信仰に始まり信仰に進ませるからです。『義人は信仰によって生きる』と書いてあるとおりです」(17節)。
これは、ロマ書(聖書全体からみても)の中で最も重要な聖句。
「なぜなら」という言葉は、16節と17節をつなぐ言葉。
福音が神の力である理由は、その中に神の義が啓示されている。
*神の義の啓示
(1)「神の義」と対立する概念は、「人間の義」。
「人間の義」とは、わざによる救いのことで、人間世界において誕生した義で、分かりやすいもの。
人は、わざによる救いの方が受け入れやすい。
キリストの福音以外の救いは、全て「人間の義」を追求しようとするもの。
①ユダヤ教は、血筋による救い(ユダヤ人であれば救われている)と、わざによる報酬を教えている。
②イスラム教は、わざによる救いを教えている。
③その他の宗教も、本質的には全て「人間の義」を追求しようとするもの。
(2)「神の義」とは何か。
①罪人を「律法という法廷」の中で義と宣言すること。
②罪人に「神の義」を所有させること。
③罪人に救いを得させる方法(計画)自体が、神の性質に反していないこと。
④ゴールも方法も神の義なる性質に適っている。
「神の義」は福音のうちに啓示されている。
「神の義」は、人間世界で誕生した義ではないので分かりにくい。
「神の義」ほど確かな救いはない。
★信仰によって義とされたことを感謝し、主イエス・キリストを通して父なる神に近づこう。
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