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ローマ人への手紙1:1 〜 7★2022/09/14掲載分

デボーションガイド*ハーベストタイムより




【御言葉】ローマ人への手紙1:1 〜 7


1 神の福音のために選び分けられ、使徒として召されたキリスト・イエスのしもべパウロ、

2 ─この福音は、神がその預言者たちを通して、聖書において前から約束されたもので、

3 御子に関することです。御子は、肉によればダビデの子孫として生まれ、

4 聖い御霊によれば、死者の中からの復活により、大能によって公に神の御子として示された方、私たちの主イエス・キリストです。

5 このキリストによって、私たちは恵みと使徒の務めを受けました。それは、御名のためにあらゆる国の人々の中に信仰の従順をもたらすためです。

6 あなたがたも、それらの人々の中にあって、イエス・キリストによって召された人々です、─このパウロから、

7 ローマにいるすべての、神に愛されている人々、召された聖徒たちへ。私たちの父なる神と主イエス・キリストから恵みと平安があなたがたの上にありますように。



《参考》




あいさつ(5)

*選び出されたという言葉の意味


(1)「選び分けられ」という言葉は「アフォリスメノス」(受動態、完了形)だが、「アフォリゾウ」という動詞から出ている。
パリサイ人(ファリサイオス)と同じ語源の言葉。
パウロはパリサイ人だったが、主イエスとの出会いによって「霊的パリサイ人」になった。


(2)パウロが選ばれた時期は、生まれる前から(エレ1:5参照)

エレミヤ書1:5
5「わたしはあなたをまだ母の胎につくらないさきに、あなたを知り、あなたがまだ生れないさきに、あなたを聖別し、あなたを立てて万国の預言者とした」。

その選びが明確になったのは、ダマスコ途上での回心の時。



*福音について


「福音」は「ユーアンゲリオン」で「神の福音のために」とあります。
元々は、戦争で勝利したという知らせのこと。

(1)福音に関する預言が、旧約聖書の中にある。
イザヤ52:7は、救いのことを預言している。
「良い知らせを伝える者の足は山々の上にあって、なんと美しいことよ。平和を告げ知らせ、幸いな良い知らせを伝え、救いを告げ知らせ、『あなたの神が王となる』とシオンに言う者の足は」。
イザヤ61:1 〜 2も同じ。
「神である主の霊が、わたしの上にある。【主】はわたしに油をそそぎ、貧しい者に良い知らせを伝え、心の傷ついた者をいやすために、わたしを遣わされた。…」。
この聖句は、ルカ4章でイエスが朗読されたもの(ただしイエスは「われわれの神の復讐の日を告げ」という部分を省略されている)。


(2)新約聖書で福音に関する預言が成就した。

①バプテスマのヨハネの宣教は、神の国(メシア的王国)の到来が近いという宣言で、イエスの宣教も神の国の宣言だった。
メシアが到来し、そのお方を受け入れるなら神の国は成就する、というのがその時の福音の内容だが、ユダヤ人たちはメシアを拒否した。

②イエスの死と復活以降、福音の内容が変化した。
それは「恵みの福音」とでも呼ぶべきもので、パウロがロマ書の中で論じたのは、その福音。


★私たちもパウロが説く福音を信じ、救われました。
神の恵みによって一方的に救われたことを、神に感謝しよう。



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