ローマ人への手紙3:1 〜 8★2022/10/22掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】ローマ人への手紙3:1 〜 8
1 では、ユダヤ人のすぐれたところは、いったい何ですか。割礼にどんな益があるのですか。
2 それは、あらゆる点から見て、大いにあります。第一に、彼らは神のいろいろなおことばをゆだねられています。
3 では、いったいどうなのですか。彼らのうちに不真実な者があったら、その不真実によって、神の真実が無に帰することになるでしょうか。
4 絶対にそんなことはありません。たとい、すべての人を偽り者としても、神は真実な方であるとすべきです。それは、「あなたが、そのみことばによって正しいとされ、さばかれるときには勝利を得られるため。」と書いてあるとおりです。
5 しかし、もし私たちの不義が神の義を明らかにするとしたら、どうなるでしょうか。人間的な言い方をしますが、怒りを下す神は不正なのでしょうか。
6 絶対にそんなことはありません。もしそうだとしたら、神はいったいどのように世をさばかれるのでしょう。
7 でも、私の偽りによって、神の真理がますます明らかにされて神の栄光となるのであれば、なぜ私がなお罪人としてさばかれるのでしょうか。
8 「善を現すために、悪をしようではないか」と言ってはいけないのでしょうか─私たちはこの点でそしられるのです。ある人たちは、それが私たちのことばだと言っていますが。─もちろんこのように論じる者どもは当然罪に定められるのです。
《参考》
ユダヤ人の特権(2)
*ユダヤ人の罪
パウロは、2:17 〜 3:8で、ユダヤ人の罪について論じ、結論を導き出した。
(1)ユダヤ人と異邦人は、共に神の裁きを受ける点で、同じ立場にいる。
(2)ユダヤ人も異邦人も、救いの方法は同じ。
(3)それでも、ユダヤ人には特権が与えられている。
*質問 ②
パウロは手紙の読者の質問を3つ想定し、それに答えている。
2つ目の質問でパウロは自問している。
「では、いったいどうなのですか。彼らのうちに不真実な者があったら、その不真実によって、神の真実が無に帰することになるでしょうか」(3節)。
(1)「では、いったいどうなのですか」とパウロが書いているのは、直前の質問で、「ユダヤ人の割礼はそれ自体では何の意味もない」と論じたから。
(2)パウロは、ユダヤ人の不真実により、神の彼らに対する約束は無効になったのかと問いかけています。
もしそうなら、神の約束(真実)は「無に帰する」ことになる。
(3)神学者の中には、イスラエルは選びの民としての特権を失ったと論じる人が多くいる。
パウロの回答。
「絶対にそんなことはありません。たとい、すべての人を偽り者としても、神は真実な方であるとすべきです。それは、『あなたが、そのみことばによって正しいとされ、さばかれるときには勝利を得られるため』と書いてあるとおりです」(4節)。
(1)パウロは、置換神学の立場を否定。
イスラエルは罪を犯したが、選びの民である特権は取り去られていない。
(2)「絶対にそんなことはありません」(メイ・ゲノイテ)とは、最も強い否定語。
神は真実なお方で、イスラエルに対する約束は変わらない。
(3)パウロは、ダビデによる罪の告白の詩篇51:4を引用。
「私はあなたに、ただあなたに、罪を犯し、あなたの御目に悪であることを行いました。それゆえ、あなたが宣告されるとき、あなたは正しく、さばかれるとき、あなたはきよくあられます」
私たちに対する神の愛も永遠に変わることはありません(ロマ8:38 〜 39)。
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