ローマ人への手紙2:11 〜 16★2022/10/18掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】ローマ人への手紙2:11 〜 16
11 神にはえこひいきなどはないからです。
12 律法なしに罪を犯した者はすべて、律法なしに滅び、律法の下にあって罪を犯した者はすべて、律法によってさばかれます。
13 それは、律法を聞く者が神の前に正しいのではなく、律法を行う者が正しいと認められるからです。
14 ─律法を持たない異邦人が、生まれつきのままで律法の命じる行いをする場合は、律法を持たなくても、自分自身が自分に対する律法なのです。
15 彼らはこのようにして、律法の命じる行いが彼らの心に書かれていることを示しています。彼らの良心もいっしょになってあかしし、また、彼らの思いは互いに責め合ったり、また、弁明し合ったりしています。─
16 私の福音によれば、神のさばきは、神がキリスト・イエスによって人々の隠れたことをさばかれる日に、行われるのです。
《参考》
裁きの原則3
*「えこひいきなし」という原則
パウロは、文化的異教徒に弁解の余地がないこと(2:1)を論証。
内容が、神の裁きの3つの原則。
神の裁きの原則3の内容は、「えこひいきなし」に行われる。
「神にはえこひいきなどはないからです。律法なしに罪を犯した者はすべて、律法なしに滅び、律法の下にあって罪を犯した者はすべて、律法によってさばかれます」(11 〜 12節)。
(1)神には二重基準はではない。
この聖句は、イスラエルの選びを否定しているのではなく、義なる裁き主である神が行う裁きは、公平だと教えています。
▼異邦人に対する裁きの基準
(1)異邦人は、「律法なしに罪を犯した」人たち。
モーセの律法なしに罪を犯した。
(2)従って、モーセの律法によって裁かれるのではない。
(3)彼らに与えられている光(自然法)によって裁かれる。
良心は彼らに与えられた光です(15節)。
どんな文明でも、良心の存在が認められ、殺人は罪。
(4)「滅び」とは永遠の死。
これは、永遠のいのちと対立する概念。
*ユダヤ人に対する裁きの基準。
(1)ユダヤ人は、「律法の下にあって罪を犯した」人たち。
モーセの律法を知っていながら、罪を犯した。
(2)従って、モーセの律法によって裁かれる。
*裁きの日は来る
「私の福音によれば、神のさばきは、神がキリスト・イエスによって人々の隠れたことをさばかれる日に、行われるのです」(16節)。
(1)神は今、忍耐しておられますが、裁きの日は必ず来る。
(2)その日は、キリスト・イエスが裁き主とし任命される。
(3)裁き主であるキリスト・イエスによって、人々の隠れたことが明らかになる。
▼絶望のあとに希望がある
(1)異教徒の罪
(2)文化的異教徒の罪
(3)ユダヤ人の罪を指摘
(4)絶望の底に立つのが十字架
(5)人には、福音により新生する可能性が残されている。
それは人の心に良心が残されているから(14 〜 15節)。
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