ローマ人への手紙2:17 〜 24★2022/10/19掲載分
デボーションガイド*ハーベストタイムより
【御言葉】ローマ人への手紙2:17 〜 24
17 もし、あなたが自分をユダヤ人ととなえ、律法を持つことに安んじ、神を誇り、
18 みこころを知り、なすべきことが何であるかを律法に教えられてわきまえ、
19–20 また、知識と真理の具体的な形として律法を持っているため、盲人の案内人、やみの中にいる者の光、愚かな者の導き手、幼子の教師だと自任しているのなら、
21 どうして、人を教えながら、自分自身を教えないのですか。盗むなと説ときながら、自分は盗むのですか。
22 姦淫するなと言いながら、自分は姦淫するのですか。偶像を忌みきらいながら、自分は神殿の物をかすめるのですか。
23 律法を誇りとしているあなたが、どうして律法に違反して、神を侮るのですか。
24 これは、「神の名は、あなたがたのゆえに、異邦人の中でけがされている」と書いてあるとおりです。
《参考》
ユダヤ人の罪
*誇り高き民
パウロは、ユダヤ人の罪(2:17〜3:8)について論じる。
ユダヤ人の自己認識が17〜20節に記されている。
「もし、あなたが自分をユダヤ人ととなえ、律法を持つことに安んじ、神を誇り、みこころを知り、なすべきことが何であるかを律法に教えられてわきまえ、また、知識と真理の具体的な形として律法を持っているため、盲人の案内人、やみの中にいる者の光、愚かな者の導き手、幼子の教師だと自任しているのなら、」。
(1)「ユダヤ人(ユーダイオス)」(ヘブル語でイェフダー)の意味は、「誉れ・神をほめたたえる」など。
創世記29:35から出ている言葉。
(2)ユダヤ人は、誇り高き民。
① 律法を持つことに安んじている。
② 神を誇りとしている。
③ 神の御心を知っている。
④ なすべきことをわきまえている。
⑤ 自らを、盲人の案内人、やみの中にいる者の光、愚かな者の導き手、幼子の教師と自任。
以上のことは、すべて霊的資質に関すること。
*言行不一致の罪
▼ユダヤ人の行動
(1)彼らの罪は、言行不一致ということ。
① 人を教えながら、自分自身を教えない。
② 盗むなと説きながら、自分は盗むのです。
③ 姦淫するなと言いながら、自分は姦淫する。
④ 偶像を忌みきらいながら、自分は神殿の物をかすめる。
⑤ 律法を誇りとしながら、律法に違反し、神を侮っている。
(2)結果、ユダヤ人の信じている神が侮られている。
「神の名は、あなたがたのゆえに、異邦人の中で汚けがされている」(イザ52:5の引用)。
(3)特権には責任が伴うが、ユダヤ人はその責任を果たいない。
特権が与えられていても、その特権には救いはなく、ユダヤ人がすぐれているわけではない。
▼言行不一致の罪は、私たちにも関係する
(1)自分に与えられた特権(恵み)に伴う責務を果たそう。
(2)語っていることと行動を一致させよう。
言行不一致の罪から解放されるには、聖霊の力が必要。
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