メルカリは儲かるのかー出品顛末記

副業ブームが高じて脱会社とすらいわれる昨今、特集するマスコミの記事は色がついているせいか成功例ばかりでにわかに信じがたい。
実際のところどうなのだろう。
自宅の本を断捨離した際メルカリを利用したので報告したい。

自分は本に関してはある程度価値のアタリはつくし、事前にアマゾン等で相場を極力調べて値をつけた。それでも何点か売れたあとに歯ぎしりすることがあった。そのような場合は出品して5秒にも満たないうちに落札された。それは夜中の午前4時ぐらいでもあってもだ。

もしやと思いアマゾンで調べると絶版本で中古価格が定価の倍近くになることもあった。おそらく落札者は株のトレーダーのように一日中画面に張り付いているのだろう。それでも儲けは一冊あたり500円程度にとどまるのではないのだろうか。
しかし、そんな小銭稼ぎ程度の海にも昼夜を問わず商売敵がひしめく、つまりレッドオーシャンなのだ。
週刊誌でよく「セドリ」というものが勧められるが選ぶとことはないだろう。
時給換算すればコンビニバイトの方に軍配が上がることがほとんどではないのか。

ちなみにメルカリで出品予定商品を検索してみて、SOLDばかり表示されていた場合はアマゾンでも確認すると良い。ありふれたビジネス書が絶版で価格が高騰していたりするからだ。
少し前にtwitterで藤田田という日本マクドナルドの創業者が「ユダヤの商法」という本が話題になった。40年以上前のベストセーラで絶版のため中古価格2万円近くになっていたからだ。
しかし、その人気を受けて版元が再販し、当然価格は大幅に下落した。売り控ていた人は大魚を逃した思いだろう。

似たような流れを感じるのが、マッスル北村「僕の履歴書」だ。著者は若くして鬼籍の人になってしまったカリスマ的なボデイビルダーだ。フィットネスブーム下で更に評価され、絶版本の「僕の履歴書」は3万円を超えるほどだ。
ただここまで人気があり版元はベースボール出版という大会社ということを考えると、いつ再販されてもおかしくないように思う。

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