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Q&A『テクスチャの差し替え方法』

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恐らく質問者さんは、PCに不慣れな方とお見受けするので、せっかくなのでこの機会に少し、PCにおけるファイル機能について簡単にご説明します。
そんなことはいいから、手順だけ知りたいという方は、『テクスチャの差し替え方法』まで読み飛ばしてください。



ファイル機能について

①ファイルとは
データそのものことです。これは様々な種類があります。

②拡張子とは
ファイルの種類、フォーマットを示す識別子です。同じ画像でもフォーマットによりjpgやpngなど様々な種類があり、人間には等しく同じ画像でも、PCにとってとても大きな違いがあります。

③フォルダとは
ディレクトリとも呼ばれる、ファイルの入れ物です。

④パスとは
英語ではpassではなく、path(道)と書きます。その名の通り、ファイルの在り方示す道順、ファイルの住所ともいえます。今回の肝はここになります。



ファイルの差し替えとは

さて、PC(ソフト)で何かをファイルを扱う時、PCはこのパスを辿ってファイルにアクセスします。
つまりこのパスを指定してあげないと、PCは何もできないのです。

こで今回の話になりますが、ファイルを置き換える、または差し替えるというのは2通るのパターンがあります。

①PCが今辿っているパスを、別のパスに書き換える
②PCが今辿っているパスのファイル(データの中身)を書き換える

テクスチャの差し替えで言えば、①はPMXEditorで行うことになりますが、今回は簡単な②の方で行おうと思います。



テクスチャの差し替え

まず前提としてMMDのテクスチャはUV展開というものがされており、立体物のこの部分に平面画像のこの部分を割り当てるという設定がされています。
そのため、テクスチャを差し替える際は、この設定が崩れないよう同じサイズの画像を用いる必要があります。
また、②の方法は元のテクスチャと差し替えたい画像の拡張子が同じでなければ行けません。

差し替えたい画像のサイズがテクスチャと同サイズかつ、拡張子が同じ種類のものなら、元テクスチャのバックアップを作成後、バックアップではない方の元テクスチャを削除し、差し替えたい画像を元のテクスチャ名と同じ名前にして、フォルダに入れるだけでOKです。

差し替えたい画像のサイズまたは拡張子が、元のテクスチャとは異なる場合、少しだけ作業をする必要があります。


STEPS

1) 差し替えるテクスチャが入っているフォルダを開く。画像2

2) 差し替えるテクスチャのバックアップをとる。画像3

3) 画像編集ソフトで元のテクスチャ(バックアップではない方)を開く。画像4

4) 差し替えたい画像を元の画像の上に重ね、見せたい部分が元のテクスチャの範囲に収まるようサイズと位置を修正。画像5

5)元のファイル名、拡張子のまま上書き保存。画像6

これで完成です。
MMDでアクセサリを読み込むと、先ほど差し替えた画像が反映されていると思います。

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