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vol.2 『透明板ポリによる描画順マジック』

MMDは「半透明素材の後に描写するものは、半透明素材に透過させない」という仕様になっており、透過材質をもつオブジェクトを使用するときには描画順に気を使う必要があります。一方でこの性質を利用して、透過板ポリを用いて壁や障害物に穴をあけることができます。
試しに今日は、某SF映画のようにロッカーの中に街を形成してみましょう。

使用する物は
①ロッカーの中の街
②ロッカーを設置するステージ
③ロッカー
④板ポリ
の4つだけです!
板ポリは前回作成したものを使用します。
作成がまだの方は、こちらを参考に板ポリアクセサリの作成からどうぞ!



STEPS

今回は透過素材を使用するため、描画順が重要になってきます。難しくて覚えられないよ!って方は、手順どおりの順番で読み込んでください。
なお、描画順はあとから編集することも可能ですが、デフォルトでは読み込んだ順に描写されます。

1) ロッカーの中の街 → 板ポリ → ステージ → ロッカー の順に読み込む。画像1

2) 透明板ポリをロッカーの中に設置し、内部を覆うようにサイズ調整。画像2

3) 板ポリの透過モーフを「0.99」する。画像3

以上です!
初めのうちはこの描写順を覚えるのは大変だと思うので、「穴をあけるものは後!」とだけ覚えてください。

透過板ポリは他にも、「ジャンケンが成立する鏡」や「マジックミラー」などの表現もできるようになるので、是非いろいろ活用してみてください。



Credits

Accessory:Lowgun211様
Stage:NOB様
Skydome:怪獣対若大将P様
Effect:akeru様 / ikeno様 / そぼろ様 / ましまし様 / ビームマンP様 / 下っ腹P様 / 針金P様

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