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vol.6 『モデルに変な線が出る時の対処法 -根本から解決したい編-』

モデルに変な線が出る対処法第2回はちょっと難易度をあげて、そもそも事象を引き起こさない、根本的な解決の為のモデル改造対策をご紹介します。
モデル改造にあたっては、モデルの規約を事前にご確認ください。



モデル読み込み時に線が出る場合

エフェクトを使用せず、モデルを読み込んだ時点で線が出る場合、同一材質の中の描画順が原因で線が発現します。お皿を描いた上から食器棚を重ねて描いた時に、先に描いたお皿がちょっと透けて見えてしまうバグみたいなものです。その場合は材質を分けることで解消できます。

今回修正でアシスタントをしてくれるのは、さるモドキ式バーナビー・ブルックスJr君です。というのも、今回の一連の件はモデラーのさるモドキさんからのリクエストで、改造にあたっていろいろ中身が見えてしまうことにもご了承いただいております。

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STEPS
作業前にモデルは必ずバックアップをとっておきましょう。

1) PMXEditorにモデルを読み込む
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2)【絞り込み】モデル読み込み時点で線の出ていた材質「以外」のチェックを外す画像3

3)【PmxView】顔材質の中にある、赤い口腔を選択画像4

4) 編集 → 選択面 → 頂点を分離して新規材質に取り出し画像5

5)【Pmx編集】[材質]作成した新規材質の名称や並び順を整理する画像6

6) 念のため絞り込みで材質がきちんと分かれているか確認。画像7



エフェクト使用時に線が出る場合

モデル読み込み時には発現しなかったけど、種類に関係なくエフェクトを当てたら線が出た場合は、該当の材質が両面描写になっていることが原因です。この設定を見直すことで解消できます。

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STEPS

【Pmx編集】[材質]線の出た材質を選び、両面描写のチェックを外す画像9

ボディや顔なんかは、裏面が見える場面というのがまずありえないので、基本的には両面材質はオフにしてしまって問題ありません。

透過材質などは両面でないと透過にならなかったり、袖口や襟まわりなど、角度によっては覗けてしまうような部位は、両面材質でないとエッジに指定されている色が出てしまうので、注意しましょう。
その場合は、前回ご紹介した、「とりあえずどうにかしたい編」の対応方法で対処してください。



Credit

Model : さるモドキ様
Effect : ミーフォ茜様

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