【衣食住の食】食べること。
食べることは欠かせない。0円生活で食べていくには、何通りかの方法がある。
1,採集する
家の近くに生えている柿を収穫し、干し柿や柿酢、柿酵母をつくった。
近所の平野市民公園には神戸市初の試み、誰でも自由に収穫していい平野コープ農園というものがある。イギリスでは"Edible Garden"(エディブル・ガーデン=食べられるガーデン)と呼ばれていたりする。
西村組の大切なメンバー、烏骨鶏たちの卵も食べる。
2,労働と交換する
西村組で空き家のリフォームをして、他のアルバイトの人たちや大工さんたちと現場メシを(作って)食べる。
友だちのカレー屋さんを手伝ってもらったマカナイカレー。
3,農家さんや畑を持っている人の手伝いをして野菜をもらう
神戸市北区大沢町の畑仕事を手伝ってもらったズッキーニ。
こちらも、畑を手伝ってもらったキノコ。
4,どうしても食べたいものは、イベントを開催してみんなで食べる
「モモとモモをつつむ会」で作ったネパール料理のモモ(ギョウザのようなもの)
手作りほうとうで、「年越しほうとう会」(この日は年末大掃除で出てきたものを持ち寄って大交換会もした)
5,モノと食べ物で交換する
柿がほしい人のために柿をたくさん取ったら、猪肉をもらった。めちゃくちゃうまかった。
似顔絵を描いたらカントリーマアムをもらった。
6,人の家におよばれになる
一緒に食べたら、ただでさえおいしいものがもっとおいしい。
ステキな朝食をいただくこともある。
7,おごってもらう、もらう
友人の八百屋さん(春日野道にある「ちょっとどころじゃないです」というところ)が野菜をくれる。ときどきお返しに手伝う。(写真の野菜は家賃の代わりで働いている西村組の現場メシの分も入っている。)死なないための食料に、死ぬほど助けられている。
シェアハウス1軒目のころ、シェアメイトの方が食事の様子をみかねて分けてくれた食糧。
友だちが「0円生活頑張れ」と送ってくれたラーメン。現場メシとしてみんなで食べた。
おごってもらったラーメン。
先輩が、「またたくさん焙煎したから消費手伝ってね」と送ってくれるコーヒー豆。
このような感じで生活している。線引きは難しいところで、おごってもらうのは人にお金を出させているからナシにすべきと思うこともあるが、では野菜をもらったり家に呼ばれてご飯を食べに行ったりするのだってお金がかかっているから、なぜそれはいいのか?という問いも浮かんでくる。半年たっても正直分からない。矛盾ばかりの中で、周りの人に助けられながら生きている。生きる力はぜんぜんない。