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写真にはドラマがある ~松本路子の撮影ノオト~

世界各地のアーティストの肖像を撮影する中で、忘れられないエピソード、写真のこと、自宅マンションのバルコニーから、60鉢のバラ・果樹の季節の便りなどを綴ってみたいと思います。本・映…
人やものとの出会いの物語りを、一緒に楽しんでもらえたら、嬉しいです。
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2021年11月の記事一覧

掲載報告 Apartamento誌

掲載報告 Apartamento誌

スペイン、バルセロナからApartamento誌の最新号#28が届きました。巻頭特集はニキ・ド・サンファル。松本路子の写真(フランスの自宅、イタリアのタロット・ガーデン)が、10点、13ページにわたり掲載されています。

ニキアート財団の代表で、ニキの孫娘のブルームが、インタヴューに応じていて、興味深い内容です。
#apartamentomagazine 、#nikidesaintphalle,

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スターフルーツ到来

スターフルーツ到来

屋久島在住の友人から、スターフルーツがたくさん贈られてきました。自宅の庭からの収穫とのこと!カットすると、綺麗な星形になるので、この名前がつけられた南国の果実です。東南アジアを旅して出会った味に、思いがけず再会!熟して黄色くなったら食べ頃です。

南国の果実にしては淡白な味で、酸味が強いので完熟を見極めるのがちょっと難しいところです。まさに見た目の印象が勝ちで、星形が何とも可愛い!

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パンジーの植え付け

パンジーの植え付け

昨年に続き、写真ワークショップ「光を束ねる」の事務局担当の久美子さんからパンジーの贈りものが届きました。東久留米の秋田緑花農園で育った元気な子たちです。箱を開けると、花の香りが部屋いっぱいに広がりました。早速植え付け。秋バラも終わり、寂しくなったバルコニーが、華やいで見えます。パンジーの良いところは、冬の間から、5月のバラの季節まで咲き続けること。これからが楽しみ!

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ローリー・アンダーソン ~撮影ノオト~

ローリー・アンダーソン ~撮影ノオト~


「オー・スーパーマン」 不思議な音楽を聴いた。テクノロジーを駆使しながら、声を楽器のように使い、言葉を操る。機械的だが、どこか暖かいサウンド。1982年、ニューヨーク滞在中に出合ったのは、ローリー・アンダーソンの「オー・スーパーマン」だった。

 当時、私はニューヨークの女性たちの肖像を撮影していて、曲を聴いてすぐにアンダーソンに会いたいと、10月、トライベッカにある彼女のロフトを訪ねた。ひとし

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ジゼル・フロイント ~撮影ノオト~

ジゼル・フロイント ~撮影ノオト~

パリで出会った写真家パリ滞在中、ギャラリー・フランスのオーナーに、ポンピドゥ―・センター(フランス国立近代美術館)で開かれる、オープニング・レセプションに誘われた。ポンピドー・センターでは初の写真家による回顧展だという。私はジゼル・フリュンドというその写真家の名前を知らなかったが、興味を抱いてレセプションに参加した。1991年12月のことだ。パリで彼女の名前はジゼル・フリュンドと発音されていたが、

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